『悪魔の六つ子』と『双魔の死神』

第参拾陸松目 ページ40

約束破ってしまって、
本当に申し訳ございません！

遅くなってしまいましたが、どうぞ！
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿



幻「約束だからね！！」


目に涙を浮かべながら、そう言う


『うん、約束』(ﾆｺｯ


僕は小指を立てて、そう答える


幻夢はそれを見て、笑顔で小指を絡ませる


幻「指切りげんまん！嘘ついたら嫌いになるからね！」


『あはは、それは嫌だから破らない様にしないとな』


そう言いながら、僕達は笑い合っていた






〜学校〜

ｶﾞﾗｯ


幻「おっはよ〜♪」


『おはよ…』


クラス全「「「おはようござ………え！？！？」」」


…まぁ、無理も無いよね
てか、固まっちゃったよ、クラスの皆←



幻「〜♪〜♪」


『……ねぇ、幻夢？手、そろそろ離さない？』


幻「え〜、逢夢ねーは俺と"恋人繋ぎ"したくない？」


え、いや、したくない？じゃなくて


『普通に繋ごうよ…』


幻「だって、繋ぎたかったんだも〜ん♪」


も〜んって…
可愛いな←

あの後、手繋ごう！って幻夢が言って来て

良いよ、って答えたら、こうなった←


てか、こんなことしてるとさ…


ｶﾞﾗｯ


トト「おはよー！……え？」


『 』←


来ちゃったよ、来ちゃったよ…

来ちゃいけない人が←


幻「おはよ〜♪弱井トト子。良いでしょ？逢夢ねーとこ・い・び・と繋ぎ〜♪」(ﾄﾞﾔｧｯ


あー……
やっちゃったー……


トト「……逢夢は幻夢と付き合ったの？」


え！何でそんな事に！？


『ち、違うよ？これには事情があって…』


チラッと幻夢の方を見る

と、


『(うわぁ…すっごい悪い顔してる…)』←


どうしてくれようか、と言わんばかりの顔
この顔してると、大抵良いことはない←
すっっっごい嫌な予感がする←


と、思った矢先

幻夢の腕が腰に周り、幻夢の方へ引き寄せられる


幻「そーだよ！俺ら付き合ったんだよ！ね？逢夢？」


トト「！！！」


『幻夢…！？』


ちょ、言い過ぎだよ…
トト子ちゃん、泣きそうだよ
綺麗な目に、溢れそうなくらい涙貯めてるよ


ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ


『あ！トト子ちゃん！』


そのまま、トト子ちゃんは廊下を走って行ってしまった


『追いかけなきゃ…！』


幻「ほっときなよ〜、どうせ直ぐに戻って…」









ﾊﾟﾁﾝｯ









気づいたら、僕は








幻「………え、」




『………。』









.









幻夢を叩いてた

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