12…fin. ページ20
カカシにおぶられ帰宅するA。
下駄と林檎飴の棒部分を、それぞれ片方の手に持ちながらカカシの首に手を回す。
片方は鼻緒が切れており、左足の親指と人差し指の付け根の間から血が滲んでいる。
先程の歌披露後、Aのファンが増加し、お近づきになろうと多くの人がが押し寄せて来た。
少し逃げただけですぐに撒いたものの馴れない下駄で又もや躓き、今度は助けがおらずにそのまま転けたらしい。
そこに偶々カカシが出くわし、今に至るというわけである。
ちなみに、すぐに追手がいなくなったのは、鬼の形相でその者達を追い詰めたサスケのお陰だったのだが、Aはそのことを知らない。
カカシ「まともに祭り楽しめてないんじゃない？」
A「カカシ先生が林檎飴買ってくれたので充分です。先生こそ、私と遭遇したばかりに…どなたかと来られたんじゃ無いんですか？」
カカシ「いや、一人だから気にしないで。そもそも、オレは祭りの為じゃなくて警備のために来てたから。浴衣は周りからの警戒解くために着てるんだよ…ま、それをいいことにデートしてる人達もいるんだけどね」
カカシは知り合いの2人を思い浮かべて皮肉そうにそう言った。
A「そうだったんですね…じゃあ、これ一口どうぞ！」
カカシの目の前に持ってこられる林檎飴。
カカシ「…気持ちは嬉しいけど、甘い食べ物苦手なんだよね…ゴメンね」
A「あっ…こちらこそすみません！」
慌てて元の位置に下ろした。
カカシ「いや、何も悪くないよ。ありがとう」
祭りで賑わいのある場所からはすでに外れ、前に進む度に、カランコロンと下駄の音が耳に入る。
会話が続かなくても心地よく感じれる。
カカシ「短冊は？笹のとこ行った？」
A「行ってないですけど、お願いごとを書いてたわけでもないので問題ないです」
カカシ「そっか」
静かな夜。
乗り気でなかった警備だったが、断らなくて良かったと思えてきたカカシ。
その後、任務終わりのガイ班に絡まれ、結局後悔することになるとは予想もしない。
･････････
シノ「もっと目立てますように…」
そう言って笹に短冊を吊るしたシノの元に、何処からか一枚の紙が降ってきた。
手に取って見てみると、��みんなを幸せにしてくれてありがとう��と書かれていた。
シノ「…俺の願いが浅はかに感じるな」
そう言いながらその短冊を笹に吊すと、サングラスと衣服で隠れた顔が綻んだ。
続く (更新停止中)
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我愛羅の花嫁 - まだですか！？ (2020年7月23日 19時) (
レス) id: 5170820185 (このIDを非表示/違反報告)
我愛羅の花嫁 - ありがとうございます！歌は木の葉丸ちゃんと皆んなに聞いて欲しいです！注文が多くて一々面倒臭いヤツですみません！！！！！！！！ (2020年7月19日 13時) (レス) id: 5170820185 (このIDを非表示/違反報告)
我愛羅さん花嫁 - 更新待ってます！！！！！！！！！！！！！！ (2020年7月17日 22時) (レス) id: 5170820185 (このIDを非表示/違反報告)
我愛羅の花嫁 - シカマル大大大好きなので出して貰えて嬉しいです！第七班との話もよろしくお願いします！ (2020年7月7日 23時) (レス) id: 5170820185 (このIDを非表示/違反報告)
我愛羅の花嫁 - 続き待ってます！ (2020年7月7日 23時) (レス) id: 5170820185 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音 | 作成日時：2018年12月30日 7時
