私、モブが好きなんです【文スト】

調理実習 ページ6

先生「じゃあ、実習しまーす」





何だって






こちとらさっきの爆弾事件で疲れてるのに、また実習!?






先生「と言っても調理実習ですが」







そっちかーい







まぁ、ね、調理実習なら、ね？







……炭なら作れるかなぁ、はは







鈴「やったぁ、私、調理実習好きなんだぁ〜。頑張ろうね、Aちゃんっ!!」






『うふふ、作ったもの彼氏にあげるんでしょ？……ごめん、私が居ることで炭を渡すことになってしまうごめんからしさん死んだらごめん』






鈴「ちょっ、Aちゃん、落ち着いて!!からしさんって!!凄く黄色そうだよ!!」






太宰「そこなの!?ごめん、流石の私も吃驚だよ!?」







……この班に居るとモブと関われねぇ……!!






席替え早く〜!!泣







鈴「コツさえ掴めば炭じゃなくなるよ、私が教えるから一緒にがんばろっ!!」






ああ……笑顔が眩しい……






だから彼氏が居るんだろうなぁ……







鈴「……って、Aちゃん、何で私に彼氏が居ること知ってるの!?言ったっけ……？」






え、見てれば分かる……





中島くんだよ、絶対……めっちゃラブラブだもん







『え、普通に……見てたら、分かるから……？ね、ねぇ。太宰さん？』







太宰「えぇっ？wそ、そうだね……ww」






鈴「もぅ!!笑いを堪えて言わないで!!」







七瀬さん涙目じゃんかよ……






やめたげろよ太宰……






中島くんこっち見てオロオロしてるし……






七瀬さんに手を合わせてペコペコしてるし……






誤ってるし……






……って、だからバレるんやがな。






そっと耳打ちしてあげると、七瀬さんはビックリしてた。







……気づいてなかったのかな、だとしたらかなりの天然だ







ただ抜けてるだけかもしんないけど







鈴「……とっ、とりあえず、気を取り直して、実習頑張ろうね!!」






『そっ、そうだね!!』






太宰「私は食べる専門だから〜」






鈴「ダメだよ太宰さん、今日は中原くん居ないんだから」







『中也って料理上手いの？』






太宰「かなりめ」







まじか……






ちょっと気になる……








と、とりあえず、中島くんのためにも炭を作らないよう、頑張ろう

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