柱合会議 ページ26
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はあ、これから開かれるもの…そう、柱合会議だ。嫌いなんだよなあ、柱合会議。みんなに会えるのは良いけど、こう、あの雰囲気が…お腹なったらめっちゃ恥ずいしさ…。
「A」
『わっ、錆兎!久しぶり、またおっきくなった?昔は私の方がちょっと高かったのに。』
「昔から俺の方が高かっただろ。…足、怪我したのか。会議が終わったら手当てしてやるから、屋敷においで。」
わ゛〜…。錆兎大人になったなあと最近常々思います。Aです。「おいで」…って…そういう男に私が弱いの知っててやってやがるこの男。
「な〜にさらっと連れ込もうとしてんだよっ。水柱様?」
『あ、宇髄さん』
「Aなんだその地味な反応は!!!!!!!」
『すみませんでしたねえ!!!!!!!!!』
錆兎と話していると薄い気配で近づいてきた宇髄さんが会話に入り込み、反応が薄いと難癖をつけられる。解せない。
「屋敷には真菰もいる。1人じゃないから安心して来い」
『えっ真菰もいるの?会いたい!!絶対行くね!!』
そうこうしているうちに、隠の人が炭治郎を連れてきて乱暴にも地面に降ろした。
「起きろ、起きるんだ。おき…オイ。オイコラ!やいてめぇ…やい!いつまで寝てんださっさと起きねぇか!!…柱の前だぞ!!」
炭治郎がはっと目を覚ます。そして顔を上げ私たちに目を向けた。何か言葉を発しようにも顎の骨が痛み、うまく言葉を出せずただただ混乱していることを察したしのぶさんが、状況説明を炭治郎にする。
「ここは鬼殺隊の本部です。あなたは今から裁判を受けるのですよ。」
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作者名:なる | 作成日時:2019年12月20日 1時