姉さん ページ23
-
男の子の鬼が訳の分からんことを言うと、もう1人の女の鬼が焦ったように口を開いた。
「ちょ、ちょっと待って！私が姉さんよ！！姉さんを捨てないで！それに、こんな弱そうな女より、私の方が累を守れるわ！！」
えっ。ちょっと傷ついた。
「…じゃあ、姉さんと、お前。戦ってよ。死ななかった方が僕の姉さんだ。僕はさっき母さんを殺した奴を殺してくる。」
「わ、分かったわ。」
すると、男の子の鬼が消える。…炭治郎の方は大丈夫かな。
「……考え事？ずいぶんと余裕ね。さっさと死ね！！！」
女の鬼が手から糸を出し攻撃をする。
私は素早くしゃがみ、地を蹴り鬼との距離をつめる。…この子はホースケが言ってた下弦の鬼ではないな。
『時の呼吸 壱ノ型 ��
鬼の腹を切ると、そこから灰となっていく。頸を切らなくて良いというのはやはり楽だ。
……次は、さっきの男の子の鬼か。
この女の鬼があの鬼にたいして恐怖を抱いていたということは、きっとあの子が下弦の鬼。この山で1番強い鬼だ。ぱぱっと切ってしまえば良かったなあと反省。
「あら？Aさんじゃないですか〜！」
『え！？て、しのぶさん！！しのぶさんも任務？』
「はい。冨岡さんと一緒に。私は西に向かって別れて探索をしていたのですけど、こっちにはもう鬼はいなさそうですね。」
『うん。多分、あっち側にもう1人いる。それと、その子は下弦の鬼でほぼ確定。』
…さっきの隊士いない。下山したのか、はいずって。
「！なるほど。では行きましょうか。」
『うん。そうだね。』
______
【雑談】
原作ではしのぶさんが殺した鬼を夢主ちゃんが殺したため、時間が少し早く進み義勇さんが炭治郎と合流したとこにしのぶさんと夢主ちゃんもいきます。
500票記念したらいつのまにか700票こえてましたね。大変ありがとうございます。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4211人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なる | 作成日時：2019年12月20日 1時
