【鬼滅の刃】好感度見える体質なんてべつに嬉しくない (ページ3)

今日:98 hit、昨日:158 hit、合計:1,770,642 hit

鬼ページ3

－

『どちら様だよこの野郎。』

「あ？？なんだこの女、美味しそうな見た目してやがるのに口くそほど悪ぃじゃねえか。」

『いやマジで誰。てかなんで四足歩行なの。えっっにおいくさっっっ』

「うるせえよお！！！てめえは苦しんで死んでから俺に食べられときゃいいんだよ！」

……目の前の奴が何を言っているのか、理解できない。

でも、一つだけこの馬鹿な頭でも分かるのはこのクサ男は人間ではないということだ。でも分かるのはそれだけ。

つまり私ができる行動は？……

▼逃げる
▼戦う

……逃げるね！！！！！

いやなんか時間差で怖くなってきた！！なにあれ人間じゃないよね！？私のこと食べるって言ってたもんね！？てかあいつ好感度の数字2じゃん！私のことめっちゃ嫌いじゃん！好かれても困るけど！！！

「ただの小娘が鬼から逃げられると思ってんのかあ…？」

『えっ。』

一瞬で…？？一瞬で目の前にあいつが…
人間が出せる速さじゃない……
どうしろってんだよ神様…

あっ、無理だわこれ。死んじゃうわ私。サヨナラ田中君…田中君なんて私の知り合いおらんけど…。

〝ズシャッ〟

「おい、小娘。」

『…………え？』

目の前に急に見知らぬ男が現れ、化け物の首を切る。
ていうか、さっきのやつは、？てか小娘って私？私か。私しかいないもんな。

「お前、これからどうするんだ？お前の後ろにある木が崩れた跡はお前の家だろう？」

『あっ…そうか…家壊れちゃったんだ……私の家……。』

「行くあてがないのなら、私のところに来い。立派な剣士に育ててやろう。」

…………は？？？

_________
【大正コソコソ噂話】

助けてくれた、拾ってくれた育手の鬼狩り様は
時宮凛という男の方らしいよ。
なんでも下の名前でよく女に間違えられるから苗字だけ語るのがほとんどだとか。