溺れてる【さとみ】

24話 ページ25

さ「じゃあ今日はこの辺で終わりにしますか。
じゃあエール呼んでいこうかね。曲何にしようかな。」

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さ「それじゃおつさと。おやすみ〜」

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さとみside

聞いてると思ったからバレない程度に言ったけど
いやー緊張したわ。

さーてAのとこ行きますか！

さ「A〜？」

『うぅぅぅ』

さ「A？どうしたん？」

『なんでそんなにかっこいいの…？
話したくなっちゃうじゃん。過去のこと…』

さ「話していいんだよ。Aの中では嫌なことで話したら離れていくかも知れないとか考えてるかも知れないけどさ､俺はAから離れることないから。ずっと一緒。」

『ずっと？』

さ「うんずっと。前の配信でも言ってたけど最近重い愛が心地よくなってきたって言ったの覚えてる？」

『うん。』

さ「Aのおかげ。いわゆる恩人だよ？恩を仇で返すような事しないし､恩人から離れるなんて絶対したくない。」

『さとみくん…あの､聞いてくれますか？なんでさとみくんに出会えたのか…』

さ「うん。聞くよ。」

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【ここから回想シーン入ります】

今から9年前。
私が高校2年生の時に私は当時同級生でそこそこモテてた人に放課後残ってと言われました。
(同級生をA君とします)

A「ごめんね。残ってもらって」

『全然大丈夫だけど、話ってなに？』

A「俺さ、1年の頃からお前のこと好きで､付き合って欲しいなって思って。」

『(今まで散々色んな人と付き合って別れての繰り返しの人が何言ってんだっつーの。)
ごめんなさい。A君のことあんまり知らないし彼氏とか必要ないと思ってるからお断りします。』

A「は？断るとかいいご身分じゃない？」

『え？』

A「泣いて縋ったって知らないから」

『えーっと､どういうことだろう？泣いて縋る？する訳ない。
……まぁ帰ろ。』

ーー次の日ーー

『おはよーございまーす。』

モブ「ねぇちょっといい？」

『あ、はい。』

モブ「あなた、A君の告白断ったそうね。A君が勇気を振り絞ってあなたに告白したのにそれをあなたは踏みにじったのよ？」

『…言ってる意味がよくわかりません。
第一A君のことそんなに知らないのに付き合えません。』

モブ「あなたサイテーね！A君泣いてたのよ！？
人の気持ちも読めない人なんか生きる資格ないわよ！」

ここからだ。
私の人生が狂い始めてあなたに出会ったのは

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