５３話＊おにぎり ページ26
ガヤガヤガヤ
あっ..戻って来たんだ
外が騒がしくなったから少し覗いてみた
う〜ん 向こうの話し声がよく聞こえないな
少ししてツナがこっちを見て微笑み帰って行った
私に気付いていたんだ
それでも私に声をかけなかったのは
私が今は会いたくないって分かったのかな
犬達が戻って来て奥の部屋に移動する
「Aちゃん..これ...」
「？」
クロームが持っていたのは大きな風呂敷で
中身はおにぎりらしい
「ボンゴレが食べろって渡してきたびょん まったくお節介だっつーの」
「...なら犬は食べなければいい」
「あー またそんな事言うー」
「Aちゃんあんまり食べてないだろうから一緒に食べてってボスが...」
「ここに来た後Aの家に行くつもりだったらしいよ」
ツナはまだ私を見捨ててなんかいなかった
このおにぎりに変な物が入ってないか
なんて一瞬でも疑った私が恥ずかしいくらいにみんな楽しそうで嬉しそう
そうかこの人達もきっと
骸と同じようにツナにも救われたんだね
救われ方違えどここまで笑い合えるんだから
「いいから早く食べるびょん♪」
「犬....これクロームとAの分だらか食べ過ぎないでね」
「分かってるびょん」
パクパクパクパク
「お前らも食うびょん なくなっぞ」
「犬が全部食べるよ」
「食べよう？」
「.....うん」
そのとき食べたおにぎりはとても美味しかった
温かくて優しい味がした....
それにみんなで食事を久しぶりにして
食事ってこんなに楽しいんだって気付いた
あれから１週間
....ツナ達を見かける事はあったが
話すことはなかった
それに私は学校に行ってない
行きたくなかった
ツナ達が行くから(多分) 行かなくちゃとは思ってるのに体は動こうとしない
一歩を踏み出すことすら怖く感じる
いつも膝が震えてる
それでも強がる私がいる
家の中なのに
何で強がってるんだろ
私は強い
そう思いたい
私はノットゥルノ
誇りに思ってる
この仕事に
...ツナ達を守るのも嫌いじゃない
それが私の役目だから
けど...けどマフィアとここじゃ違い過ぎる
ツナ....
ありがとう
それでももう少しここにいたいと思ったのはツナ達のおかげだよ
１週間後...またツナ達を見かけなくなった
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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雷みかん(プロフ) - ミズキさん» 指摘ありがとうございます! (2016年3月10日 15時) (
レス) id: c26dc17565 (このIDを非表示/違反報告)
ミズキ - あの…主人公の名前が雷みかんになっていて名前変換されていないのですが… (2016年3月10日 14時) (レス) id: 990708d06f (このIDを非表示/違反報告)
雷嵐 - 私も頑張って更新していきますね＾＾友達喜んで♪説明文のところに名前を書いてもよろしいですか？ (2011年4月20日 23時) (レス) id: 1437fede13 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶☆(プロフ) - まだよめてないけど、おもしろいですね！よかったら、友達になってくださいｗ (2011年4月16日 22時) (レス) id: d9877a68a9 (このIDを非表示/違反報告)
死荒(プロフ) - 返事かなり遅れました!すいませんm(_ _)m 書いてもらってかまいませんよ!!嬉しいです! あっあと……ちょっと聞きたいのですが。画像を自分の小説に載せたいのですがどうすればよいでしょうか? (2011年3月4日 22時) (携帯から) (レス) id: 4ffa8c484f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雷みかん | 作成日時：2011年1月22日 20時
