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匠海side.

球技大会が終わった日からまた色んな女子から
話しかけられるようになった

正直、ほんとに迷惑。うるさい。

1年の時のように無視をしていたら
居なくなるだろうと思っていたけど
今回はなかなかしつこくて。

しかもあの日からAちゃんと話せてなくて。
イライラは募るばかり。

約束をした日から話すことも、
目を合わせることすら我慢していたのに。

バスケのところまでは計画通りだった。
予想外にキャーキャー言われたけど
チラッと上を見上げた時Aちゃんも
俺のことめちゃくちゃ見てたし
いい感じだってと思ったのに。

バスケでクラスに貢献したからってやたらと
絡んでくる体育委員の小林に無理矢理
一緒に連れられて見ていた女子バレーで
Aちゃんが倒れてしまって。


あんな場面に遭遇してしまってから
臆病な俺は結局Aちゃんに話しかける
勇気がないままただただ隣のクラスから
やってくる橘がAちゃんに絡むのを
読書しているフリして横目で見るしかなかった。

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作者名:なっぴぃ | 作成日時:2018年3月8日 21時

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