君にLOL! (ページ30)

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、

開会式が終わりそれぞれの競技が
対戦を始める。あたしが出るのは
午後からだから午前はクラスメイトの
応援をするだけ。

今は音ちゃんとグラウンドの陰で
女子サッカーを眺めている。
(音ちゃん曰くあんまり日焼けしたくないけど
一応応援しているフリらしい)

まだ6月だというのにすごく暑い

音「あつー…」
『ね、ほんとあつい』
音｢喉乾いたあー｣
『…買ってこいと？』
音｢おねがい♡｣
『やーだ！』
音｢出さなきゃ負けよ！じゃんけん！ポイ！｣

『…いってきまあーす』

ここから少し遠い自動販売機へ向かいながら
グラウンドに目をやる

わ、阪本さんすご！シュート入れた！
なんて思っていると聞こえてきた声

｢おまえらぜってー負けんじゃねーぞ！
もっと必死で走れ！｣
違うコートで隣のクラスの女の子も
サッカーをしていてそれをすごくおっきい声で
応援している橘くんだった。

橘くんの声に合わせて周りの人たちも
楽しそうに応援していてすごい団結力。
その中心にいるなんてすごいなぁ～…

いろんな観察をしていたら
思ったより早く自動販売機に着いたは良いけど
結構並んでて時間が掛かりそうだ。

しばらく並んで2つ飲み物を買って
戻ろうとするとグラウンドでは各クラスの
1種目目が終わったみたいで2種目目への
移動中みたいだった。

するとポケットの中の携帯が震えた

音ちゃん：体育館で待ってるね♡

…女王様なんだからー！

まあここからの方が体育館近いしいいっか。
ペットボトルを2つ持ったまま体育館へ
向かっていると

｢おい｣