今日:2 hit、昨日:6 hit、合計:57,468 hit
小|中|大
14 ページ15
、
隣でふにゃふにゃ笑う小林龍二を横目に
机の中から教科書を出して授業の準備をする
そしたら先生が入ってきて
間に合った、…そう思いながら教室を見渡すと
北村くんがこっちを見ていて目が合う。
そしたら彼は
誰にも気付かれないくらいに小さく笑った
それがすごく恥ずかしくって
勢いよく下を向く
さっきの、やっぱり夢じゃなかった…?
だめ、どうしよ。
北村くん、想像してた人と
全然、違ってた…
女の子と話さない人だって思ってたし、
慣れたように女の子に触れ
名前を呼ぶような人だなんて思ってなかった
思い出して顔が真っ赤になる
龍「Aちゃんほんとどしたの?
熱でもあんじゃね?」
小林龍二の手が伸びてきておでこに触れる
『わっ、ちょっ…』
龍「んは、ピュアだね〜
大丈夫、熱ないわ!」
この前は 小林龍二とのやり取りのあと
北村くんもこっちを見てるんじゃないかって
少し期待して彼を見たけど
今は、ほんとうに見られている気がして
彼の方を見ることができなかった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
135人がお気に入り
135人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:なっぴぃ | 作成日時:2018年3月8日 21時