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彼は泉 大智
こちらは中学から一緒で
まあまあ仲良い男の子の友達。
黙ってたら結構整った顔してるんだけど
毎日毎日毎日毎日教科書を借りに来る
もう新しいの買ってよ!って感じだけど…
こんな彼ですが、なんと、なななんと!
…北村くんと仲がいいのです。
今は離れちゃったけど1年生の時同じクラスで
今でもよく話しているのを見る
読書ばっかりの北村くんが
大智の前ではよく笑っている
…それだけはほんと尊敬するし、羨ましい
教科書を受け取った大智は
「たっくみー」って名前を呼んで
北村くんの元へ行った
あたしも思わず北村くんの方へ
視線を移してしまう。
声は聞こえないけど、多分
「おう」って言って大智に軽く手を挙げて挨拶をした
ずる、なんて思っていると
大智と何か話しながらちらっとこっちを見て
目が合った。
…ん?目が、合った?
え?えーーーー!
いま北村くんこっち見たよね!
思わず目を丸く見開くと
彼はあたしにペコって頭を下げた
うそ、うそうそうそうそ!夢!?
あたしが軽くひとりでパニックしている間に
北村くんとはもう視線は絡んでいなくて
軽く放心状態のまま自分の席へと戻る
音「どした?」
『…目合った』
音「だれと?」
『北村くんと』
音「…目ぐらい合うでしょ」
いやいや!大事件だよ!!!
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作者名:なっぴぃ | 作成日時:2018年3月8日 21時