ちょろい ページ16
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今日は梅くんが私の家に来た。最近忙しくて会えてなかったから嬉しい。
ご飯を食べて、片付けをしている間に梅くんはお風呂に入った。私も後で入って、いつもより丁寧にスキンケアなんかしちゃったりして。
『うめくーん、お風呂あがったよ……？』
ソファーでスマホを握り締めながら寝ていた。
そして私以外の声が聞こえている。心霊現象？と思ったけど霊感なんて無いし、ただただ怖い。
なんだろうと原因を探して辿り着いたのは梅くんの手に握られているスマホからの音声。
『梅くん、なんか音出てる』
「ん…ん、なに」
『あ、落とした。もう寝惚けてるじゃん。しょうがないな……あ？』
画面には女と男が絡み合って、それはもう初めて見る光景が広がっていた。
『なっ、何これ！？』
「何ってAVだけど？あー……ねむ」
『なんで見てるの！』
「風呂入ってる間暇だったから」
正直本当に初めて見たから、こんな感じなんだ……と思うと、梅くんと自分のを想像すると恐ろしくなる。
そんなことよりもだ、なんで暇だったからって見るのか。
『やだ』
「なにが」
『そういうの見るの。私ん家で』
「それはごめん」
『梅くんはそういうやつが好きなんだ』
「男はみんなこうだよ」
そういう問題ではない。
言葉に表すのが難しい、なんて言えばいいんだろう。
こう、嫉妬じゃないけど、モヤモヤする。
「妬いたの？可愛い」
『妬いてないもん』
「ほらおいで」
二人で寝転ぶにはちょっと狭いソファーに私も横になった。距離を詰めるために梅くんに腕の中に収まる。
さっきまで寝てたから暖かい。胸元に頭をグリグリ押し付けてみたら、「やめろ」と引き離された。
「そんなに嫌だった？」
『うん…』
「Aでしか興奮しないから大丈夫だって」
『そんなわけないもん、ああいうの見るじゃん』
「こうされてもそう思うんだ」
『え？ちょっ…梅くん…やだ…』
「本当に嫌なの？顔真っ赤じゃん、可愛い」
太ももに押し付けられて、勘づいた。
『梅くん……』
「言ったでしょ、Aでしか興奮しないって」
『もう分かったから…』
「分かってない、今から分からせてあげる」
『えっ、ちょっと、梅くん！』
「やめてって言ってもやめないから」
ここまでくるともう止められないと思って、抵抗するのは諦めた。寝起きでいつもより声が低い梅くんに骨抜きにされてしまった。私ってちょろいんだろうか
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p@n@(プロフ) - Nさん» コメント･リクありがとうございます！どちらの内容も書くのが楽しみです！今日明日にでも更新させて頂きます！ありがとうございます！ (2021年4月3日 12時) (
レス) id: 82332159e0 (このIDを非表示/違反報告)
p@n@(プロフ) - さきさん» コメント、リクありがとうございます！なんか重たい話になってしまった気もしますが書いていて楽しかったです！ありがとうございました！ (2021年4月3日 12時) (レス) id: 82332159e0 (このIDを非表示/違反報告)
N(プロフ) - コメント失礼致します。もう結構過ぎてしまっていますが、梅原さんの誕生日を祝うところが見てみたいです。あともし良ければ2人が喧嘩をしてしまって周りにも迷惑をかけてしまったところが見てみたいです。 (2021年4月3日 11時) (レス) id: 8ca26ff974 (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - コメント失礼します！いつも楽しくみてます！リクエストなのですが、生理中で不安な夢主ちゃんをとにかく愛でてあげるというのが見てみたいです！ (2021年4月3日 3時) (レス) id: 8911e03155 (このIDを非表示/違反報告)
p@n@(プロフ) - くるみさん» くるみ様コメントありがとうございます！はい！梅と松書いた人です！笑 大好きと言っていただけてとても嬉しいです…！これからも楽しんで頂けるようなお話を描けるように頑張ります！ (2021年3月31日 20時) (レス) id: 82332159e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：p@n@
| 作成日時：2021年3月17日 23時
