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~*story53*~ ページ4

side貴方


リヴァイとのお付き合いが正式に認められ、私達はいつもにまして熱々だった


「ていうか、リヴァイとジンが勝負してたのって私の取り合いだったのね」


てっきり私の部屋の物だと思ってた


「他に何があるっていうんだ。お前の部屋の物など全く興味などない」


「え、酷くない?」


私がそう言うと「冗談だ」と言ってリヴァイはクスクス笑った


「それにしても本当に驚いたわ。まさかジンが私の事好きだったなんて…」


それなのに私、リヴァイの事とかジンに話してたよね…


今考えたら凄く悲しかったんだろうな


「…他の男の事考えてんのか?」


私の顔を覗き込みながらそう聞くリヴァイ


可愛くて思わずリヴァイの頬を両手で包み込んだ


…肌すべすべ…


どうした?とでも言いたそうな顔をして私を見つめるリヴァイ


「ふふっ…なんでもない」


私が微笑みながらそう言うと、握られた腕


「…キスしてぇ…」


「…へ?」


リヴァイの口から出たこの言葉


私はビックリして思わず聞き返した


「…ダメか?」


リヴァイが立ち上がり、私に一歩近づく


ま、まって…!


キスって私、したことない気がする…!


あれ?したことあったっけ?


わ、分かんない…!!


どうしようか頭の中で考えていると、リヴァイが少し悲しそうな顔をした


…付き合ってるんだもん…それくらいはしないとね…


「…いいよ…」


恥ずかしくて顔が熱くなり、私は俯いた


リヴァイの表情は分からないが、クスリと笑う声が聞こえた


「顔上げろ、キスできねぇだろうが」


「だ、だって…!」


恥ずかしくて無理…っ!!


私が顔を上げずにいると、リヴァイがため息をついた


あ…もしかして…呆れられたかもしれない…


そう思った瞬間、持ち上げられた顎


私は驚いて目を開けると、目の前にはリヴァイの顔が見えた


こ…これ…恥ずかしすぎる…っ!


「り、リヴァイ…っ!」


「お前は黙ってろ」


顔を近づけてきたリヴァイに私は思わず目を閉じる


心臓はドキドキ言ってるし、顔は熱いし、もうどうにかなっちゃいそう…


く…来る…っ!


バンッ!


「やっほー!リヴァイ!この書類を…あれ?お取り込み中だった?あっごっめぇーん!失礼しましたぁ〜!」


残り数㎝という所でハンジが来て、書類を置いてすぐに帰っていった


リヴァイを見てみると、邪魔をされて凄く恐い顔をしている


そんな中、私は少しホッとして、そして残念だな…っと思った

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兵長大好き女子(プロフ) - veLiさん» 2回も読んでいただきありがとうございます!いやいや、私もまだまだ直さなければならないところが沢山ある未熟者です。また違う作品にはなりますが更新再開しようと思ってますのでよかったら見てください! (2016年9月27日 21時) (レス) id: 227ebebbd0 (このIDを非表示/違反報告)
veLi - このお話、読むの2回目です!ほんとに何回読んでも泣いてしまいます。。。こんなお話作れるなんてすごいです!尊敬します! (2016年8月23日 15時) (レス) id: a98225ac2b (このIDを非表示/違反報告)
兵長大好き女子(プロフ) - 凛媛さん» そんなに感動してもらえるとこち側としてもとてもとても嬉しいです!!こちらこそありがとうございました!! (2015年9月24日 21時) (レス) id: 227ebebbd0 (このIDを非表示/違反報告)
凛媛(プロフ) - すごく感動しました!こんな素晴らしいお話、、、本当に素晴らしかったです!!泣きました、感動しすぎて←本当にありがとうございました!! (2015年9月23日 22時) (レス) id: 84afcfdfb7 (このIDを非表示/違反報告)
あーたやで♪(プロフ) - リヴァイLOVEさん» 最後まで読んでいただきありがとうございました!感動していただけて嬉しいです♪こちらこそ本当にありがとうございました! (2015年8月2日 19時) (レス) id: 227ebebbd0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:兵長大好き女子 | 作成日時:2015年5月8日 6時

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