~*story74*~ ページ25
Aの突然の死に、兵達は哀しみに暮れた
葬儀の時は皆涙を流し、Aの死を傷んだ
今回の壁外調査での犠牲者は酷く、いつもより民衆に罵声を浴びせられた
だが、俺はそんなことよりAがこの世を去ってしまったことに衝撃を受けていた
『リヴァイ…!』
「…A……」
一昨日まで俺の隣で微笑んでいたのに
『もう!待ってよ〜!!』
頬を膨らませながら可愛らしく怒ってたのに
『リヴァイのお嫁さんにしてくれますか?』
照れながらそう言ったのに
『リヴァイ…幸せになってね…愛してる…』
Aはそれだけを言ってこの世を去った
もう愛しいその姿を見ることはない
「A…っ…」
どんなに呼んでも
『リヴァイ…』
もう俺の名前を呼んでくれることはない
「クソッ…っ」
なんで俺は何もできなかったんだ
もっと…もっと早く助けに行けてたら…
そんな後悔ばかりしてしまう
バンッ!!
すると豪快に開いた扉
「いつまで後悔してんの!!」
そこには怒りに満ちた顔をしたハンジが入ってきた
「勝手に入ってくんじゃねぇ…」
「入るよ!!ずっと何も食べないで、部屋にこもりっぱなしで…!人類最強なんて思えない!今のアンタなんかAは見たくないだろうね!!」
「…あぁ?」
言いたいことをペラペラと喋るハンジにイラつき、俺はいつの間にかハンジの胸ぐらを掴んでいた
「…これはAが君宛に書いたものだ。もし無事に還ってこれなかったら渡してくれと言われた」
そんな俺に動揺せず、真剣に訴え、封筒を渡してきた
そんなハンジに俺は離れ、封筒を受け取った
「それ見てAが求めているリヴァイになりな…」
ハンジはそう言うと、俺の部屋から出て行った
俺は封筒を開け、中から手紙を出した
192人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「進撃の巨人」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
兵長大好き女子(プロフ) - veLiさん» 2回も読んでいただきありがとうございます!いやいや、私もまだまだ直さなければならないところが沢山ある未熟者です。また違う作品にはなりますが更新再開しようと思ってますのでよかったら見てください! (2016年9月27日 21時) (レス) id: 227ebebbd0 (このIDを非表示/違反報告)
veLi - このお話、読むの2回目です!ほんとに何回読んでも泣いてしまいます。。。こんなお話作れるなんてすごいです!尊敬します! (2016年8月23日 15時) (レス) id: a98225ac2b (このIDを非表示/違反報告)
兵長大好き女子(プロフ) - 凛媛さん» そんなに感動してもらえるとこち側としてもとてもとても嬉しいです!!こちらこそありがとうございました!! (2015年9月24日 21時) (レス) id: 227ebebbd0 (このIDを非表示/違反報告)
凛媛(プロフ) - すごく感動しました!こんな素晴らしいお話、、、本当に素晴らしかったです!!泣きました、感動しすぎて←本当にありがとうございました!! (2015年9月23日 22時) (レス) id: 84afcfdfb7 (このIDを非表示/違反報告)
あーたやで♪(プロフ) - リヴァイLOVEさん» 最後まで読んでいただきありがとうございました!感動していただけて嬉しいです♪こちらこそ本当にありがとうございました! (2015年8月2日 19時) (レス) id: 227ebebbd0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:兵長大好き女子 | 作成日時:2015年5月8日 6時