~*story70*~ ページ21
「…とうとう明日か…」
デスクに肘を付きながら私は独り言を呟いた
もう外は暗くなり、騒がしかった廊下の音は静かになっていた
もう寝る時間だから当たり前か…
明日のことが気になって中々眠れない私は灯りをつけて椅子に腰掛けていた
明日は特別な作戦はない
ただ、新しいルートを見つけ出すだけだ
だからそんなに怖がらなくても良いのに…
何故か明日になってほしくなくて…時間が止まれば良いのにと思った
明日…もし私がー…
そんなことは考えてはいけないのに、考えてしまう
『壁外調査から戻ったら正式に式を挙げよう』
リヴァイに先程言われて、私はとても嬉しかった
その為にも私は絶対に生き残る
そして、私は兵士長の役職をリヴァイに引き渡すつもり
私はこの兵団から去り、普通の民になって生活するのだ
その事を伝えるのは壁外調査に戻ってから
もし…私が戻ってこれなかったら…言えないよね…?
どうしようか悩んでいると、良いことを思いついた私は、引き出しから便箋を取りだし、ペンを持って走らせた
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壁外調査当日
私達は大きな門の前で馬に乗りながら門が開くのを待っていた
壁の上から駐屯兵の人達が開門までの時間を数えている
「A」
ふとリヴァイに話し掛けられ私は振り向く
「絶対…生き残って還ってこよう…」
らしくない弱々しい声で心配そうな顔をしながらそう言うリヴァイに、私はとびきりの笑顔で返した
「大丈夫よ。私は必ず戻る。還ってきたら私はリヴァイのお嫁さんになるんだから」
ふふっと笑いながらそう言うと、リヴァイは照れたようにそっぽを向いた
「…そうだったなー…
…絶対死ぬなよ」
リヴァイの強い瞳に私は吸い込まれ頷くしかなかった
「開門!!!!」
駐屯兵の一人がそう叫んだ瞬間、私は生唾を飲む
「…進めぇぇぇぇっ!!!!!」
エルヴィンのその声に私達は一気に駆け出した
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兵長大好き女子(プロフ) - veLiさん» 2回も読んでいただきありがとうございます!いやいや、私もまだまだ直さなければならないところが沢山ある未熟者です。また違う作品にはなりますが更新再開しようと思ってますのでよかったら見てください! (2016年9月27日 21時) (レス) id: 227ebebbd0 (このIDを非表示/違反報告)
veLi - このお話、読むの2回目です!ほんとに何回読んでも泣いてしまいます。。。こんなお話作れるなんてすごいです!尊敬します! (2016年8月23日 15時) (レス) id: a98225ac2b (このIDを非表示/違反報告)
兵長大好き女子(プロフ) - 凛媛さん» そんなに感動してもらえるとこち側としてもとてもとても嬉しいです!!こちらこそありがとうございました!! (2015年9月24日 21時) (レス) id: 227ebebbd0 (このIDを非表示/違反報告)
凛媛(プロフ) - すごく感動しました!こんな素晴らしいお話、、、本当に素晴らしかったです!!泣きました、感動しすぎて←本当にありがとうございました!! (2015年9月23日 22時) (レス) id: 84afcfdfb7 (このIDを非表示/違反報告)
あーたやで♪(プロフ) - リヴァイLOVEさん» 最後まで読んでいただきありがとうございました!感動していただけて嬉しいです♪こちらこそ本当にありがとうございました! (2015年8月2日 19時) (レス) id: 227ebebbd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:兵長大好き女子 | 作成日時:2015年5月8日 6時