検索窓
今日:21 hit、昨日:7 hit、合計:106,347 hit

~*story30*~ ページ1

side貴方


季節外れの冷たい雪がちらついた日だった


寒い兵舎の廊下を歩きながらいつも通り自室に向かって歩いていた


「ハァ……寒っ…」


手に息を吹きかけて擦る


そして着いた自室のドアノブを捻った


「…よぉ…遅かったじゃねぇか…」


すると聞こえてきたいつもの声


「…また勝手に入って……仮にも私は女よ?」


「別に良いじゃねぇか、今更だろ?」


そう言いながら勝手に淹れた紅茶をリヴァイは飲んだ


「良くないわよ!」


ベシッとリヴァイの頭を叩き、紅茶を奪ってやった


そう、私達は前よりも仲良くなっていた


ジンとリヴァイが何かの勝負をしてから?かな?


今も続いてるみたいだけど…そんなに私の部屋の物が好きなの?


まぁ、慣れちゃったけど。


それからリヴァイがいつも私の部屋に訪ねてくるようになった


そんなこんなで仲良くなった私達


「あ…っ…!この紅茶…!先日商会から仕入れたばかりのアールグレイティー…!!!」


匂いを嗅いだだけで分かった独特の香り


「あぁ、丁度そこにあったからな…」


早く返せ、という思いを込めて睨み付けてくるリヴァイ


「勝手に使わないでよ!これスッゴい貴重品!分かる!?」


そんなリヴァイに負けじと私は怒った


「そんなちいせぇことでいちいち騒ぐな…うるせぇ…」


「そんなこと言うならもう部屋に入らせないわよ?」


私がそう言うとピクッと反応するリヴァイ


「…それは困る」


リヴァイはそう言うと黙りこんだ


……もう、そういうところが可愛いんだよー…


「…しょうがないから許してあげるわよ、今度勝手に使ったりしたらダメよ?」


いいわね!と念を押しながらそう言う私にリヴァイは諦め、わかった…と呟いた


「よしっ!リヴァイはいい子ね〜!」


ワシャワシャとリヴァイの頭を撫で回す私


「お…っおい…!止めろ!」


それを止めようとするリヴァイ


こんな何気ない時間が何よりも私にとっての幸せだ


好きな人とじゃれ合うのは誰だって嫌じゃないでしょ?


そうー…こんな時間が奪われていく事に今の私は気づかなかったんだー…

~*story31*~→


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした!


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (76 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
111人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あーたやで♪(プロフ) - ☆ユウ☆さん» ううん!それでも嬉しかったから…!うちもオススメまた言うな!あっ進撃ラジオ知ってる?あれめっちゃ面白いよ! (2015年5月7日 23時) (レス) id: 227ebebbd0 (このIDを非表示/違反報告)
☆ユウ☆ - いやいや!あたしが勝手にオススメしただけだし…。でも喜んでもらえて良かった〜!あーたのオススメとかあったら教えてね♪ (2015年5月7日 23時) (レス) id: ef0a60f552 (このIDを非表示/違反報告)
あーたやで♪(プロフ) - ☆ユウ☆さん» うんうん!ヤバイね!(;゜0゜)ほんまにありがとう!! (2015年5月7日 22時) (レス) id: 227ebebbd0 (このIDを非表示/違反報告)
☆ユウ☆ - ヤバイよね!!!!!ハニワの方サイコーだよね!?聴けて良かったね!(^-^)/ (2015年5月7日 22時) (レス) id: ef0a60f552 (このIDを非表示/違反報告)
あーたやで♪(プロフ) - ☆ユウ☆さん» 調べてみたら出た!めっちゃ良かった!!ハニーワークスのヤツがやばかった♪ (2015年5月7日 21時) (レス) id: 227ebebbd0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:兵長大好き女子 | 作成日時:2015年4月20日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。