経験値2 ページ4
高値払って買ったパンは微妙、
テレビは朝からロクなものやっていない。
やはり私の勘は当たらないのだろうか。
朝起きただけで災難二連発。
なんてツイてない……
「……はぁ…」
本日二回目の大きな溜息。ただでさえ眠たいのに、溜息なんてついたらもっと気持ちが落ち込んでしまう。
朝のの爽やかな風がどんよりとした空気に馴染めず、狭い部屋を漂っている。
「……じっ、時間!」
皮肉にも時計の針は止まらない。災難3連発。遅刻ギリギリの時刻に戸惑う。
残りの菓子パンを口に詰め込んだ
やっぱり微妙で何とも言えない味。
Yシャツに黒いパンツとラフな格好だが、どうせ気にもされないだろう。
「だっ……」
災難4発目。
もう少し部屋を綺麗にしておけば、と後悔。
床に置いてあった週刊誌に足を取られ、転んだ拍子に頭をぶつけて撃沈。
どうしてこうも運が悪いのだろうか。
・
「行ってきます」
誰も居ない部屋に暗い声が響く。
部屋の鍵を閉めて勤め先へとできるだけ早足で進み始めた。
・
朝起きて
ご飯を食べて
着替えて
仕事に向かう。
出来るだけ、人とかかわらず、傷つけず。
こんな平凡で単調な日々が続くはずだった。
でも、何だか、いつもと違う。
どうして?
ーーーーーーー
あーわけわかんねですね。
多分つぎ位にチョロ松君出てくるはず。多分。
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作者名:師走 | 作成日時:2016年5月13日 23時