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日常6:ナンパですか? ページ7

「…………帰っていいかな。待ってろって言われたけどもう帰りたい」




学校も終わり、なぜか先生に呼び出された総悟に「俺が終わるまで待ってろィ」と言われたので校門にもたれかかりながらぞろぞろと下校するみんなを眺めていた。






「ちょっとお姉さん」
「はい?」




高校生の男の人2人に突然声をかけられる。
どこの高校の人達だろう。





「え、てか誰か待ってるの?てか俺たちと遊ばね?」
「え……遊ばないです」
「なんでさー」




なんで!?なんでもクソもないだろう。
突然知らない人に遊びませんか?はい、遊びましょう。なんてならないでしょ。





「知らない人と遊んじゃダメってお母さんに言われてるので……」
「てかそんなん関係ないっしょ!てかLINEやってる?」
「てか何その頭、なんかテカってますよ?髪に油でも塗られたんですか?」





てかてかてかてかうるさいな。
てかてか星人かお前らは。あ、ダメだ。早く帰りたすぎてツッコミが雑になってる。




「なわけねェだろ!!ワックスだワックス!!!」
「ちょ、まぁとりあえずお茶にでも行かね?な?てか奢るし!」






えーと、今気付いたけど、なに、これ、まさかナンパですか?




だとしたらこいつらよく普通顔普通体型の私に声掛けたな。目大丈夫か?





げんなりした顔になっているのが自分でもわかった。




そこへ見覚えのある顔が……。

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作者名:さくらんぼ | 作成日時:2018年6月19日 7時

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