川に魚っているもんなん？【Fischer's】 (ページ35)

今日:8 hit、昨日:2 hit、合計:88,466 hit

・ページ35

・

みんながいる部屋の前に着くと「もう着いたみたいなのでお連れします」と聞こえた後、バディさんと営業さんが出てきた。

バディさんには「あとで何言われても知らないよ？」とニヤニヤされた。

はい、覚悟しております。だってまさかここまで考えるとは思わんかったもん。

ドアノックをすると中から返事が。

少し声を変えて「失礼します」とドアを開けた瞬間、

「はぁあん？！」

「「なんで居るの？！」」

「えっ、なにこれ、は？！」

みんなして目を見開いて、顎が外れてんじゃないかってくらい大口開けてるメンズたちが。

あぁー、うるさいうるさい！

わたしに喋らせろください！！！

「ほら！社長来たんだからちゃんと座りなさいよ！」

ﾝ「えぇ？なに？これドッキリなの？！」

「ドッキリだけどドッキリじゃないです」

ｼ「どれがドッキリ？！」

「あの営業さんはエキストラさん、バディさんはわたしとグルです」

ﾓ「ってことはあの仕事の話も？」

「あの内容は嘘だけど、7人にしてもらいたい仕事があるのは事実だよ」

とりあえず落ち着かせて、改めてドッキリだと言うことを伝えた。

大掛かりすぎだろ！という言葉はもちろん想定内です。

告示前の情報の為、撮影は【仕事については改めて報告します】という字幕を編集で入れることにして終了。

「で、その7人の仕事っていうのは･････････これ、」

ﾝ「･････････えっ！！！曲？！」

「作りました、作詞作曲」

ﾍﾟ「おれらが歌うの？」

「そりゃそーでしょ、あなた達ウチの歌担当なんだで」

ﾀﾞ「でも歌うの二人ならおれらは、」

「あぁ、そう、あのー･･････MVも撮ります、わたしが監督兼カメラマンで」

「「「は？！」」」

「編集とかも、外部や誰かに頼んだりせずにぜんっぶわたしがやります･･････それに7人で出て欲しいな、と」

ｼ「なんでお前出ねーんだよ」

「、これはわたしから7人に向けて作った曲だから」

わたしって、どんな立場だろう。

悩んで考えた結果、わたしは虹ではないと再認識した。

・