スクラップ･ティーチャー【２】 (ページ12)

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【吉田side】

高須先生と高杉くんの対決が始まった。

高杉くんは高須先生を狙って蹴る。

高須先生は全て当たり死にかけだ(

高須「何やおらぁ！」

高杉「逃げるんですか？笑」

塩笑うように高須先生に向けた酷い作り笑顔。

高須「受けてやろうじゃねぇか？」

高杉「試合開始です。」

……ここまで来たら後はこっちのもんだ。

高杉くんが蹴ったボールは全てゴールin。

次々蹴っていく高杉くんに

高須「おい！きたねぇーぞ！」

高杉「……ﾌｯ。汚いのはどっちですか笑」

そう言ってまた、蹴りだした。

入江「先生。ホントにキーパーやってたの？」

吉田「へったくそ」

嫌味ったらしく言った。

高須「ルールも分かってねぇのかよ！！」

高杉「ルール？」

入江「先生だって破ってんじゃん」

残り、１つ。。

吉田「あーぁ。完敗ですね。」

高須「お前ら、ﾊｧﾊｧﾊｧ何が目的だ。教師嘗めんのもいい加減にしろ！！」

入江「先生。何で杉先生の言うこと聞こうとしないんですか？……新米だから？」

高須「そうだよ。。アイツは何にもわかっちゃいない」

吉田「可哀想に」

高須「はぁ？」

高杉「貴女は可哀想な教師ですね。ベテランと言うことに胡座をかき、自分が全て正しい。それが生徒のためになると勝手に思い込んでる。」

高須「……何の話だ」

入江「万引きを揉み消し無かったことにしてる貴方のやり方ですよ。」

高杉「万引きがいけないことは当事者の大崎が一番良くわかってる。でも貴女はベテランと言う考えを振りかざして一番大事な大崎の気持ちを失ってる」

高須「俺はだなぁ！」

高杉「屁理屈捏ねんのもう辞めてくださいよ。間違いを認められない可哀想な教師。」

高須「子供が何を言ってる」

高杉「子供を嘗めてるといつか痛い目見ますよ？」

吉田「今、あってるよ」

入江「そっか笑」

高須「ふざけやがって……！」

高須が立ち上がったところを最後のボールを高杉くん蹴った。

本当に無様。