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2.心 >>Ren ページ2
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来た。
井上ななみ。
2年の、後輩。
ここの高校じゃ知らない人は居ないくらい、派手な格好。
いつも通りの綺麗な顔。
ロングの茶髪を揺らしながら、保健室に入っていく。
その背中を追って、彼女の隣に座って、話しかける。
「ななみちゃん、おはよう、」
『あ?永瀬先輩か。うっす。』
一年前は、こんな返事をする子やなかったんに。
「木坂さん、香水の匂いが付いちゃうからベッドはダメ。」
『せんせい、おはよ♡』
彼女は、保健室の先生くらいにしか心を開かない。
いや、
開かなくなった。
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作者名:なぁち。 | 作成日時:2017年12月16日 21時