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ご対面 ページ8

アニsaid


「リュゼ皇子に踏んでもらえたよ!!」

なんで!!??


「おや、姫。民の望みは叶えるように、と宰相が言っていたので。
ーーーーー踏みました。」


キラキラ皇子スマイルでリュゼ皇子はリュゼ皇子推しのエルザを踏んでいた。


もう、フォローのしようがないよ。


ナレク推しの子たちは私を全く助けようとしてくれないんだけど!なんで!助けようよ!


チラリと助けを求めてみんなをみる。


「あははははっ」


笑い事じゃないんだけど!?


「あなたなんか、全然平気ですから!!」


「なるほど。私が近づいても平気なんですね?」


「ふ、ふふふ。上等ですよ。返り討ちにしてみせます」


「ふふ‥ではーーーー」


ふわり、と怪しく微笑むとクロムはアリアにさらに近づいた。

クロムとクロム推しのアリアはなにをしてるのかな!?


クロム!!なんで楽しそうなのかな!?


そしてアリア!!返り討ちってなに!?


近い近い近い近い近い!!!


2人の唇は今にもあたってしまいそうなほど近い。もう本当になにやってんの!?


どうしよう!どうしよう!


まともな人がいない!


「‥‥‥はっ、」


なにかに気がついたようなアリア。


「ふぇぇぇ。近いです!恥ずかしいよぉ」


今更可愛子ぶっても無駄じゃないかな!?


「‥‥‥‥‥いや、本当に近いですクロム様」


声がマジトーンになるアリア。


やっぱり直視できないんだね。


「おや、貴方から急接近したのでしょう?」


真顔のクロム。いや、さらに近づいたのはクロムだからね?

そして、アリアは我にかえった。


「私はなにをしてたんだろう!!!」


叫ぶアリア。


本当にね!!!


そして叫んだアリアはリオット推しのアリシアの後ろへと逃げた。


「‥‥‥‥‥ふぅ。
では、姫。そろそろ戻りましょうか」


この状況でそれを言うんだ!クロムすごい!!


「そうですね。戻りましょう」


リュゼ皇子もか!!!


リュゼ皇子はとりあえずエルザを踏むのをやめよう!?


「えっと、うん‥‥‥?」


うん。もう帰ろう。


「あれ、アニ帰っちゃうの?」


「うん。なんかもう疲れた」


「すっごい楽しかったよ!アニのコント!」


‥‥‥‥‥‥‥‥‥。


コントじゃないんだけどなぁ‥


「また明日ね〜」


笑顔で手を振るフレーゼたちに、私は曖昧な笑みを返すのが精一杯だった。

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キール(プロフ) - シリウスさん» はずしました〜 (2017年7月1日 21時) (レス) id: 9e25c82f86 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:キール | 作成日時:2017年7月1日 21時

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