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「指…？」
赤葦「はい」
「やだな京治くん、こんな時にふざけないでよ」
やっぱりこの人は…右目が見えていない…
赤葦「ふざけてない」
「…」
赤葦「今ので全て思い出しました。入学式当日にオレを助けてくれは、…貴女だったんですね」
「…」
さっきまで笑っていたAさんの表情は軽蔑と困惑に満ちていた
「…何のこと？私、京治くんに会ったの今日が初めてだよ？それに私死んでないよ？」
赤葦「…四年前の事故で俺を助けてくれたじゃないですか」
「違う…！そんなの私じゃない！私は君の事なんて知らない！」
赤葦「貴女のお葬式の時にヒナさんが俺に…」
「違う違う違う違う違う違う違う違う違う！」
襟をつかまれて開いていた窓に向かって押された
そのまま押し出されれば間違いなく闇の中に落ちていくだろう
赤葦「A…さん…」
「違う違う違う！私は死んでなんていない！赤葦なんて名前知らない！私は…まだ…生きてるのぉ……」
赤葦「Aさん落ち着い…」
「もう何回目？」
赤葦「えっ…？」
左眼から涙をこぼしながらAさんは目を見開いて呟いた
「どれだけハッピーエンドを探しても結局は貴方に現実を突きつけられちゃうの」
襟の手が首に這うようにして移動してくる
白くて細い10本の指が首を絞める
赤葦「…ｯ…」
「こんな結末、私は望んでいないの…だから…」
首が圧迫されているのが分かる…そしてこのままだとこの人に殺されるという事も…
窓から落とされる直前に感じたのは唇の柔らかい感触だった
「ばいばい《またね》」
Game Over
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続きから
おわる？
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薬研@古橋 - 怖エエー！赤葦を助けたのは良いけど自〇しちゃって死んだけど知りたくないからそれをごまかして…見たいな感じであかーし死んじゃった…！？ (2016年1月7日 14時) (
レス) id: 8007669735 (このIDを非表示/違反報告)
腐苺(プロフ) - 狼狐さん» コメありがとうございます！私も自分で作ってて怖くなってしまう時があります(^^; (2015年11月22日 18時) (レス) id: 4d5ebacb3c (このIDを非表示/違反報告)
狼狐(プロフ) - すっごく面白いです！！何か読んでて怖くなってきた……明るい部屋にいてよかった〜 (2015年11月10日 19時) (レス) id: 2bb3a92db8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：腐苺 | 作成日時：2015年1月16日 23時
