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渡辺side






突然、樹から連絡がきた
今日はあいつもオフらしい






いつものように適当な時間に樹の家に行く
どう頑張っても遅刻ぐせが治らない樹のために
待ち合わせをすることを辞めてからは基本このスタイル






『じゅり〜準備できた?』

樹「え、待って。あと3分待って!!!」






珍しく午前中に連絡がきたと思えば
結局余裕で昼を越えてんだよな



準備を終えた樹と一緒に
2人でぶらぶらとショッピング



適当にお互いの好きな店で服買って
小腹すかね?って頭がピンクの奴の一言でカフェに入った






樹「最近さ、しょっぴーどうなの?」

『最近“しょっぴー”呼びじゃん。昔は“翔太くん”だったのに』

樹「いや俺が求めてた返答じゃなさすぎてびびってる」

『“翔太くん”呼びに戻してもいいんだよ?』

樹「全然話きかねぇじゃん」






今の時代はしょっぴーだからいいんだよって
なんだかんだ答えてくれる樹



こーゆう律儀なとこがこいつの良いところ






樹「…師匠が心配してたよ」

『あー、ふっかから全部聞いた?』

樹「いや、詳しくは知らないけど」





まぁふっかも言いふらす奴じゃないしな
直接俺に言ってはこないけど
あの日からずっと心配してくれんだろうなっていうのは伝わってた



渋い顔した俺を横目で見た樹が
しょっぴーより恋愛経験豊富だから俺でよければ聞くよ?って



いや!お前絶対まともな恋愛してないだろ!
っていう俺の言葉は綺麗にスルーされた






結局俺はあの日あったことを全て話し始めた

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作者名:らいな | 作成日時:2020年4月2日 22時

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