私が思い出すあなたは私を愛しているよ【青】 (ページ13)

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またあの日と同じ道を歩んでオフィス街を突き進む

【1月22日同時デビュー
SixTONES vs SnowMan】

ナレーションの力強い声と一緒に流れるのは
壮大な音楽が流れる6人組と
リズミカルかつダイナミックな9人組の映像

もう何度も何度も聴いた曲に自然と顔があげる

なんてデジャヴな…

でも今日の私は違うんだ、と気合をいれて足を踏みだした

・

『本日は、お忙しいところ再度お時間を頂きまして誠にありがとうございます。先日は私の未熟さゆえ、お粗末な提案をしてしまい大変申し訳ございませんでした。』

先週と変わらない圧を放つ先方に、深々と頭をさげる

『さっそくですが、本日お持ちしたご提案内容は＿＿＿＿＿』

・

『つまり、目の前の利益だけを見るのであれば、こちらのプランの方がスピード感はあると思います。しかし、現在の市場を考えれば、中長期てきな目線で見ていかないといけないと思うんです。』

ク「今までのやり方と違うけど？」

『はい。御社の売上、過去の採用費と出向頻度、採用率と定着率、全て総合的に考えてご判断させて頂きました。もちろん、前任の前田との違いで不安に感じてる部分も少なからずあると思いますが、そこは今後徹底してフォローさせていただければと思います。』

どうか前向きにご検討くだされば幸いです、と力強く頭をさげる

しばらく続く沈黙に
またも緊張するのが自分でも分かる

ク「……Aさん」

『はい。』

ク「この前は試すようなことして悪かったね。今後ともよろしく頼むよ」

『っはい！ありがとうございます。
　こちらこそ、よろしくお願い致します！』

熱意が伝わったことに
思わず目が潤むのを必死にこらえた

オフィスを出れば、とてつもない脱力感に襲われる
やっと美味しいお酒が飲める、、、

速攻しおりに報告メッセージを入れた