【歌い手】二年前、私は裏切られました【実況者】 (ページ20)

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14話ページ20

貴方side

『2人とも気付いてた？』

こー「…Aがシェアハウスの後
俺達のところ来ただろ？

あの時から笑顔が変わったと思う」

ヒラ「それにさ、俺人間観察得意なんだ

だから…Aが少し怯えてたり、

警戒してたのも分かった」

『…そう。』

こーすけとヒラ、

フジやキヨも

私とは結構前に知り合って、

すごく楽しかった

でも、シェアハウスに行ってから

『裏切られる恐怖』を覚えた

もう…その時から、

誰も本気で信用出来なかった

必ず助けてくれる

裏切られない

頼らさせてくれる

と思ってても、

心のどこかでは

裏切られる

助けてくれない

などと思ってしまう

…友達を信じれない私

こんなの

『もう…嫌い……』

ギュ

突然、抱きしめられる感覚になった

するとその後は

ポン

頭に手を置かれる感覚にもなった

目の前に何かがいて、

横にも何かいる

ヒラ「…裏切られること知ったら、

そう簡単には俺達のこと信じられない

それは分かる

でも、そうやってそれを理由でAが

信じないと逃げるのはいうのはダメだと思う

今すぐ色々な人を信じろ…とは言わないよ

でもさ

ずっと前から一緒にいる俺達のこと

信じられないかな…？」

私の前から聞こえる声

これはヒラの声だ

こー「本当に少しずつでもいい

いつか…完璧に俺たちを信じられるようになって、

もっと頼ってほしい

…まずは人を信じて

その後…なにか失敗したらさ

また他の人と仲良くなればいい

それに、俺達の所に来ればいい

だから…失敗しても平気なんだよ

Aは俺達と友達なんだから」

『っ…』

この2人は私を泣かせようとしてるのかな…

いつも私ヘラヘラしてるけど、

ほんと…涙脆いんだよ……

…最俺とは何年も前に知り合って

とても仲がいい

今まで裏切られるような…【失敗】は無かった

逆に楽しすぎて、大笑いして、

本当に友達として大好き

私は息を吸いこんだ

『信じてみても…平気？』

ヒラこー「…！」

『ごめん。なんか私達の思い出を
思い出してくると…

信じなかったのがバカみたいw

最俺がそんな事しないのは当たり前だよね！』

ヒラこー「もちろん！／あぁ！」

こーすけとヒラは私に飛びっきりの

笑顔を向けてくれた

私はそんなことですら嬉しくて

私も微笑み返した

二人の顔が赤かったのはよく分からない