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あらら・・・・最推し。 ページ19

なんか・・・・ふかふか。
なんかに包まれてる。

この二か月間、これほどふかふかなものに包まれたことはなかった。

ぎぃ

扉がかすかに開く音。誰かが近づいてくる。
私はとっさに平常心を取り戻そうとした。もし敵だったら起きていたら拷問される可能性が高い。

気配がすぐ真横で止まった。




そのまま数分。
先ほどまでは取り戻せていた平常心だが、もうそんなものは心音が吹き飛ばした気がする。

視線がめちゃくちゃ痛いのだ。
何してんのこの人?!

じりじりと神経だけとがらせていればいずれ負ける。
そして私は負けた。


スッと誰か大きな手が私の胸を触った。
否、正確に言えば心音を聞いていただけなのだが。

唐突にそんなことをやられれば驚くのは必然。私は顔には出さなかったが相手には無駄だった。


?「起きているな。心音がさっきと変わっている。」

無言。

?「ではこれもつけたそう。脈がさっきより早い。これは動揺している証拠だ。」

赤井さんだーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!(いや、気づくの遅すぎ。)

うわぁマジで赤井さんだ。どうしよう赤井さんだ。私の横で赤井さんが赤井さんしてる!!!

「動揺?私はそんなのしたつもりはないんですけどねぇ。」

ああ、もう!なんでそんな態度とっちゃうのさ!別にいいけど。

赤「ほぅ。随分肝が据わっているようだな。安室君の記録だと大学生ということだが。」

え、公安のパソコンにハッキングしたの?

思わず心の中で突っ込んだ。言葉には出さなかったが顔には出ていたらしい。

赤「あんなものは朝飯前・・・と言いたいところだが、さすがに骨が折れる仕事だったよ。おかげで寝不足だ。」

「あ、じゃあ寝てください。私ここどきますんで。どうぞごゆっくり。」

ぴょん、とベットから跳び下り。そのままそそくさと退出しようとした。

もう一度言う。
しようとした。

だがそれは手首につけられた手錠によって憚られた。
ですよねー。と心の中で小さく諦める。

赤「逃がすとでも思いましたかAさん。あなたが逃げないと約束するのならこの手錠は外しますが、もし逃げるようなら・・・・・・・・・・・・・・・・・骨を折ります。」

喉が締め付けられたような感覚がした。マジすか、赤井さん。私骨折られるんすか。ていうか唐突の沖矢昴モード何?!めちゃくちゃ怖いんだけど!!

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nao0824hito(プロフ) - 解決いたしました。お騒がせしました (2021年5月15日 16時) (レス) id: 04378a0bcb (このIDを非表示/違反報告)
- ごめんさない。作者です。自分のマイページが消えているのですが、どうすればいいか知っている人は教えてください。 (2021年5月15日 16時) (レス) id: 04378a0bcb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:狼(ろう) | 作成日時:2021年3月28日 18時

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