第六百四十三話「貧血」《スナイパーのヤンデレ》 ページ9
Dr.ゼノ「そして僕のこの苦しみを癒せるのはAだけなんだ、わかってくれないかな」
第二人格「とりあえずお前の言わんとするところは粗方わかったわ、ならば尚更待て。我々がこの件を解決させればその…そんな感じのアレもたちどころに消えるから」
Dr.ゼノ「…随分と酷い事を言うじゃないか。私にこの痛みを…君を
第三人格「むしろそれ全部異変のせいだから忘れてくれないと困るまである」
漸「それはマジでそう」
Dr.ゼノ「おお漸、君までそんな事を…それにしてもプリンセス、そこまでして僕を拒まなければならない理由は一体何なんだい」
A「だからね…もういいわ。んじゃ無惨、よろしく」
無惨「わかった」
Dr.ゼノ「？Dr.DEMON、何をs((ｸﾞｻｯ
(無惨の触手の先端がDr.ゼノの首元に突き刺さり、貧血で倒れる程度に血を吸い上げた)
第二人格「よし、鎮圧完了」
漸「スタンリーにこの状況見られたら多分絶対ヤバいと思うから、俺ちょっとゼノ医務室的なとこに隠してくるわ」
スタンリー「へぇ…俺に何を見られたらまずいんだ？」
第三人格「ちょっとヤバいじゃない、言ったそばからスタンリー来ちゃったわよ」
スタンリー「…！ゼノ！しっかりしなよ、ゼノ！」
無惨「案ずるな、命に別状はない。ただ貧血で倒れる程度に血を抜いただけだ…安静にしていれば何事もなく目を覚ますだろう」
スタンリー「ベストアンサーどうも。特殊な器具もないのに人がぶっ倒れるまで血ィ抜くとか、あんたタダもんじゃないね。何が目的だ？」
A「仕方ないでしょ、コイツ話通じないうえにこっちの邪魔しかしないんだから。さっき無惨も言ったように命に別状はないから、さっさと医務室でも何処でも連れてってやんなさい。そんじゃーね」
スタンリー「待ちなよ」
第二人格「…漸、そーいやコイツ"スナイパーのヤンデレ"だったっけ」
漸「多分。じゃなきゃこのワールドにソナーマンのヤンデレがいる事に対して辻褄が合わない」
スタンリー「大体のところはわかった、大方ゼノはあんたをここに引き止めようとしてこうなったんだろ」
第三人格「正解。あんたも気絶したくないんだったら大人しく我々を行かせなさい」
スタンリー「生憎そいつは無理な相談だね」
A「あらそう。じゃあ早速さっきの反省を活かして…」
第六百四十四話「逃走劇」→←第六百四十二話「Dr.DEMON」
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作者名：まぁ、大丈夫っしょ。 | 作成日時：2024年1月28日 17時
