第六百六十五話「謝れ」 ページ31
A「あらそう。ところで漸、こいつヤンデレだったかしら？」
漸「今！？まぁ多分ヤンデレだと思うけど、ヤンデレ名簿データ内に霊長類最強のヤンデレとかいたから該当するとしたらコイツしかいないだろうし」
第二人格「霊長類最強って吉田沙○里選手かな？」
漸「それは俺も思った」
司「A、俺は…」
第三人格「話しかけんなって言ったばっかよね？もう忘れたわけ？」
司「待ってくれ。頼むから話を聞いてくれないか」
A「絶対ヤダ、こっちはあんたと話す事なんてないから」
コハク「漸！これは一体どういう事なんだ！？」
漸「コハク！クロム！」
クロム「ヤベーだろこれ、あの司が一撃でぶっ飛ばされたって聞いてんぞ！？」
コハク「そこに以前君が姉の護衛だと話していた男がいるが、そいつがやったのか！？」
漸「違う。司を飛び膝蹴りで甲板のへりまでぶっ飛ばしたのはうちの姉ちゃんだ、猗窩座じゃない…前にも言っただろ、"姉ちゃんは俺より強い"って！」
コハク「だとしても何故このような事に…」
漸「俺が姉ちゃんに司と和解したって話すの忘れてた、そのせいで姉ちゃんは今司の事を"神の身分でもないのに何の罪もない人達の命を選別する正義の味方気取りのサイコ野郎"だと思ってる」
コハク/クロム「「今すぐ君の姉上/お前の姉ちゃんに司と和解したと/って説明してこい、あと司に謝れ！！」」
シスコ「そりゃあそうなるだろうな」
※↑Aから手を放したので落ち着いてきているシスコ・カーライルさん※
司「君が俺を忌み嫌う気持ちはわかる。俺はかつてとても赦されない事をした…けれど頼む、どうか少しだけでも俺を信じてはくれないだろうか」
第二人格「はぁ？ざっけんじゃないわよこの野郎。誰が弟のダチ殺そうとしてた奴をおいそれと信用するかっつうのよ」
コハク(今君が詰めているのも弟の友人なんだが…)
第三人格「そしてあたし達としてもそんな奴を容易にあたし達の仲間に近寄らせたくないのよね〜。マジでとっとと失せなさい、でなきゃ次は脚の骨折るわよ…尤も、"霊長類最強だからあたし達相手でも勝てる"ってんなら受けて立つけど」
司「そんな事を言わないでくれ。俺は君の事を指一本たりとも傷つけたくないんだ…」
A「安心なさい、わざわざ心配せずともこっちサイドは誰一人ダメージくらってない状態で終わらせてあげるわ」
第六百六十六話「敵意しかない」→←第六百六十四話「闇深きシスコ・カーライル」(猗窩座、キヨ、シスコ・カーライル出ます)
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作者名：まぁ、大丈夫っしょ。 | 作成日時：2024年1月28日 17時
