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第六百六十二話「過呼吸」 ページ28

第三人格「わかったらもう話しかけないで頂戴、ただでさえさっきあんたんとこのNo.2にエンカウントしちゃって気分悪いんだから」

漸「わーヤバい、今姉ちゃんの眼差し絶対零度だ」

キヨ「…あれ、シスコは?アイツこういう時大体真っ先にツッコんでくるだろ」

(トランシーバー越しにめっっちゃ荒い呼吸音が聞こえてくる)

キヨ「…えっ何?もしかしてそっち変態いる?今」

ベロニカ〔いるわけないでしょ!シスコさんが突然過呼吸起こしたのよ!今片手で口の辺り覆って突っ伏してるけど全然収まらないの!〕

セーニャ〔まぁ…!大変ですお姉様、シスコ様のお体が冷たくなってます!これではまるで氷のようですわ…!〕

左之助〔おい、しっかりしろ!爪立てんな、血ィ出てんじゃねェか…〕

ゴクオー「…左之助サン、今何を見た?落ち着いて話してくれ」

左之助〔理屈はさっぱりわからねェが…凍ってんだ。シスコの奴から出た血が辺りを凍らせてやがる!タオルケットに染みたヤツもだ!〕

猗窩座「俺達の見ていない間にそんな事になっているのか!?」

漸「お前は力を抑えられてない頃のエルサか!!」

無惨〔…!原因がわかった、まずはシスコを落ち着けなくてはならない〕

ルキナ〔わかったんですか!?〕

無惨〔理屈まではわかっていないが、少なくともシスコのこの症状の発動条件はわかった。A!〕

A「何!?あたし達今現地なうだけど何かできんの!?それともあたし達が戻んないとバイヤー的な!?」

無惨〔むしろお前にしかできない、現地にいるままでもできる事だ!〕

第二人格「わかった、何すればいい!?」

無惨〔シスコに優しい言葉をかけてやれ!〕

第三人格「いいけどなんで急に精神が限界の人を前にしたカウンセラーみたいな事を頼んでくんのよ!」

無惨〔詳しい事は後で説明する、早くしてくれ!〕

A「あーっと…おやつ食べる?」

ロナルド〔なんで今そのワードチョイスにしたんだよ!!〕

わゴム〔確かに優しいけどもうちょっとレベル高いのにしなさい、コイツ全然症状引いてないヨン〕

第二人格「えーっと、じゃあ、じゃあ、じゃあ…大好き!」

漸「姉ちゃん!振れ幅!!それ絶対後で左之助とテリーとノヤっさんから言ってくれって頼まれるやつ!!ってかそもそもシスコこれで喜ばねェだろ!!」

第三人格「うっさいわね自分でも今のはミスったと思ったわよ!」

第六百六十三話「魔王の切望」→←第六百六十一話「最悪だよ」《霊長類最強のヤンデレ》



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作者名:まぁ、大丈夫っしょ。 | 作成日時:2024年1月28日 17時

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