異界の最強女神と前代未聞の超絶大規模ヤンデレ異変 Part15 (ページ20)

今日:17 hit、昨日:5 hit、合計:2,397 hit

第六百五十四話「停泊中でよかった」『強欲のヤンデレ加入』ページ20

左之助「わかった。ちと待ってな、今取ってくるからよ」

A「はーい…行くわよ、さっさと捕虜を助けてこないと逃げられるわ」

キヨ「だな」

～神様捜索中～

～船長室的なとこにて～

第二人格「はい、案の定ありましたと…にしてもよかったわね、今この船が正に停泊中って感じで。航海の真っ最中とかだったりしたらマジ死んでたわよ」

漸「まぁ船旅に船乗りナシは無理ゲーすぎるわな…」

(第三人格が檻の中に手を突っ込む)

第三人格「…誰よりも純粋な欲に寛容な欲張りであるあんたなら聞き入れてくれると信じてるわ。あたし達はあんたに力を貸して"欲しい"！あんたの力が"欲しい"のよ！我々を助けて頂戴、龍水！」

(檻が砕け散り、龍水がAの手を片手で包むようにして握った)

龍水「はっはー！いいだろう、貴様に力を貸そう！欲しい=正義だ！」

A「よっしゃー！」

漸「よし、まずこのワールドでの目標その一は達成した。次行こう次」

龍水「他に目的があるのか」

第二人格「えぇ。我々今ゲンを探してるのよ」

龍水「ゲンをか？船内にいないのか」

第三人格「それどころかいろんなワールドを転々としながら我々の手助けをしつつ単独行動してる。早く捕まえないと敵側のフリして我々の勝利への突破口を作った後敵共と一緒に撃沈しようとするからさっさと捕まえて我々の味方だって自認させなきゃならんのよね」

龍水「フゥン…確かにあの男ならやりかねんな」

キヨ「実際やろうとしてた実例あるしな。ゲンの奴六度目の一件(前回)も巻き込まれてたんだけど、そん時も俺達の前では敵のフリしながらゴクオーと組んで敵全員罠に嵌めて、そんで敵のフリしたままAの罵詈雑言CD七時間コースの刑受けようとしてたから」

龍水「何やらおぞましい単語が聞こえた気がするがこの際それは置いておこう。フランソワ！」

フランソワ「ご用命ですか」

ゴクオー「アンタいつの間にいたんだよ…」

龍水「A、この騒ぎが起きたのはいつ頃からだ？」

第三人格「今回のヤンデレ異変が始まったのは二週間前からよ」

フランソワ「龍水様がお姿を消し、この部屋に例の檻が現れたのも同時期での事になります」

龍水「俺が急にあの檻に閉じ込められた事とA達の巻き込まれている異変というのは大いに関係があるという事だな」

A「えぇ、理解が早くて助かるわ」