第六百四十六話「音を出すな」【エリア41:ペルセウス号】 ページ12
無惨「私は何もしていないが、これでこの局面は切り抜けたな。漸、ペルセウス号まであとどれほどかかりそうだ?」
漸「あーっと…結構近くまで来てんな」
A「オッケー、んじゃペルセウス号に到着次第捕虜の檻の捜索開始ってワケね…行くわよ、さっさと捕虜探し終わらせてゲンを捕まえに行かないと」
漸「つーか思ったんだけどさ」
無惨「どうした」
漸「何?Dr.DEMONって」
無惨「私が鎖国前、欧米諸国を巡っていた際に使っていた偽名だ。当時の私はイニシャルの受け取り方を間違えていてな」
第二人格「あーっとそれはつまり…"鬼舞辻"の"K"じゃなくて、"鬼"で取ってしまったと」
無惨「そういう事だ」
ガノンドロフ〔今の説明でよくわかったものだな〕
ボタン〔さすが同類項〕
第三人格「おー待てどういう意味じゃ」
〜神様移動中〜
〜ペルセウス号付近にて〜
漸「さて、こっからペルセウス号に入っていくワケなんだけども。科学王国に外部から入ってく上でまず一番最初に気をつけなければいけないのが…聴覚チートで元自衛官、科学王国が誇るソナーマンの西園寺羽京」
A「あー、羽京か…あんたが新横に連れてきた都合で会った事あるけど、あの人超絶耳いいものね」
猗窩座「つまり真っ向から行けば確実に羽京と当たる事になるのか」
第二人格「そうなるわね…ん?」
漸「どしたよ姉ちゃん」
第三人格「…スタンリー戦、無惨と交代させてでもロナルド呼んどきゃよかった」
ロナルド〔嬉しいけど今じゃないだろそれ言うの!!〕
シスコ〔わざわざこのタイミングで何を悔いてんだよお前はよ〕
漸「姉ちゃんの喧嘩売りフルセット的観点での人選ミスはどうでもいい、それより羽京だ羽京。聴覚のアドバンテージ潰せればだいぶ楽なんだけどな…」
A「…あたし達のソプラノ衝撃波でワンチャンいけないかしら」
ゴクオー〔いけそうだけどヤンデレからしたらご褒美だろAちゃんの全力コーラス生で聴けんだから〕
第二人格「漸、羽京ってそんなドMだったっけ」
漸「少なくともアイツはMではないと信じたい…仕方ない、ここまで近寄っといてアレだけどルーラ使うか」
第三人格「アレ出発はキュイーンって音するし到着もスサーッて音するからダメ」
漸「そうだったよチッキショウ」
A「…そうだ、せめて爆音でごまかせればまだ入りやすいんじゃあなくて?」
第六百四十七話「絶叫」(猗窩座、ゴクオー、キヨ出ます)→←第六百四十五話「磁力」
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作者名:まぁ、大丈夫っしょ。 | 作成日時:2024年1月28日 17時