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第六百四十五話「磁力」 ページ11

第三人格「いやまぁそれはそうだけどもさ!」

猗窩座「たった今包囲網を突破した、ここからは俺が最後尾に行く!漸、お前は俺と交代で先頭に行ってくれ!」

漸「あいあいさー!」

A「猗窩座あんたどんだけ動けんのよ!ってか漸は漸で銃弾の雨あられをどうやって防いでんのよ、防御魔法使った気配しなかったわよ!?!」

漸「一週間前にジョジョのワールドで箱買いしといた豆電球と我が家にあった使用済みの乾電池に科学物品波紋疾走(ケミカルオーバードライブ)して投げつけて相殺してる!」

第二人格「引くほど物理じゃないのよ!」

シスコ〔普段のお前も魔法タイプの神とは思えねェレベルで引くほど物理じゃねェか〕

漸「いいか猗窩座、とりあえずスタンリー殺っとくだけでも相手方の士気はかなり下がる!倒すんならスタンリー優先で倒しにかかれ!」

猗窩座「わかった!」

第三人格「…あっそうだ!未起隆、あんたちょっと耳貸しなさい」

未起隆「はい、何でしょう?」

(ヒソヒソ話してるAと未起隆)

未起隆「成程…わかりました、やってみますね」

A「よし。漸、一旦使用済みの乾電池投げるのやめなさい!」

漸「えっなんでだよ!」

第二人格「いいから!それとあと、未起隆にえっと…暴走魔法陣!」

第三人格「今よ未起隆!」

未起隆「はい」

(未起隆が超強力な磁石に変身した)

ヒナイチ〔A、これは一体どういう作戦なんだ!?〕

A「未起隆は自分より強いものには変身できない、つまり裏を返せばバフさえ怠らなければ本来の未起隆を上回る強さを持つものにでもなれるという事!今回はそこを利用させてもらったわ!」

(敵陣の持っていた銃やら何やら、とにかく鉄製のものが全部未起隆にくっついていく)

ホメロス〔成程、今ので相手方の武器を奪ったということか〕

第二人格「そゆこと。ま、魔法なしのワールドでじゃなきゃ絶対上手くいかない策ではあるけどね」

漸「まぁそれはそうだよな。そんで、もし運良く銃諸々と一緒にスタンリー本体までついてきたら…」

(スタンリーのベルトのバックルが磁力に反応してしまい、そのままスタンリーごと飛んできた)

ドゴォッ

(猗窩座が飛んできたスタンリーをグーパンでノックアウトさせた)

漸「現在最後尾にいる猗窩座が仕留めてジ・エンドって事か」

第三人格「大正解。さすがだわ、弟よ」

第六百四十六話「音を出すな」【エリア41:ペルセウス号】→←第六百四十四話「逃走劇」



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作者名:まぁ、大丈夫っしょ。 | 作成日時:2024年1月28日 17時

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