第二百八十九話「気をつけろ」 ページ11
イレブン「僕としてはそれよりも"校長ダッシュ"が気になって仕方がないんだけど」
クラベル「…話を続けましょう。ゴーストタイプのポケモンでなくともそういった系統の人ならざるものなら朝日が昇るまでの間を逃げ切れば無事で済む可能性はあると考えた私は、テーブルシティとボウルタウンの間にある岩肌の多い東の辺りを逃げ回っていました。しかし体力も底を尽き、追いつかれたと思った瞬間…岩場の高い所から颯爽と誰かが飛び降り、本来であれば私が捕まるはずだったその檻を細身の剣で弾き飛ばしたのです」
イレブン「…A、僕この話と似たような場面を何処かで見た気がしてならないんだけど」
A「奇遇ねイレブン、あたし達もよ」
クラベル「声の低さから男性の方である事はわかったのですが、口調が女性的でした。加えて一人称も"アタシ"だったので、所謂"オネエ"という種の方だと思われます」
第二人格「校長、わかりました。我々わかったんで説明しなくていいですそれ以上」
クラベル「その方にお礼を言いたかったのですが、私を助け出した直後に抵抗虚しく檻の中に閉じ込められ、そのまま何処かへ連れ去られてしまい…それ以来未だにお会いできていないのです」
イレブン「校長先生、その人多分…いや絶対僕達の旅の仲間です」
クラベル「そうなのですか？その時あの人は月明かりを背にして立っていらしたので、私はシルエットしかわかりませんでしたが…」
第三人格「あー…成程。ともかくわかりました、なら話は早いです。まず初めに、校長に探してほしいのはその六日前の夜に貴方を追ってきていた禍々しい色のデカい鳥籠です。校長のおかげで捕虜…つまり捕まってる友達が誰なのかはわかったのであとは捕虜を見つけ出すだけになりました、そうなれば捕虜が誰なのかを握っているボスを倒すために虱潰しの総当たり戦を繰り広げる手間がなくなるのではっきり言って超絶助かりましたありがとうございます」
クラベル「はい、どういたしまして。貴方々にとって有用な情報を提供できたのであれば、私としてはそれが何よりです」
A「一応今回の件にはネモとボタンも力を貸してくれることになってます、何かあったらあの二人にも知らせたげてください。では我々は早速テーブルシティの外へ行かせていただきます、くれぐれもお気をつけて」
クラベル「むしろ貴方が気をつけてください」
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まぁ、大丈夫っしょ。(プロフ) - 名無しのなーちゃんさん» 応援ありがとうございます！！私が書きたいものを本能に任せて書きなぐっているだけのものを面白いと言ってくださり本当にありがとうございます！これからも更新頑張ります！ (10月23日 23時) (
レス) id: f4792f7032 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのなーちゃん - え、もうpart5！？ 早い！！ …あ、こんにちは、いつも楽しく読んでます。物語が毎回面白くて、最強女神ちゃんが最強すぎて、本当に大好きです。応援してます！！ (10月23日 20時) (レス) id: 0caca33ed5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まぁ、大丈夫っしょ。 | 作成日時：2023年10月23日 13時
