▼声を聞かせて。 ページ15
(2020.06.23)
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慶ちゃんA、これ見たら返信して! 10:12
MJ大丈夫か? 10:30
翔くん元気してる?大丈夫? 11:02
きたみつ大丈夫? 11:05
シゲ少し話せない? 11:18
かめなし大丈夫か?話し聞くよ? 13:05
やすくん元気かー?生きとるかー? 13:54
やまちゃんAさん、大丈夫ですか 14:19
むらかみくん何かあったら言いやー? 15:30
亮くん元気か?今度話せそうやったら話そうや 18:23
シゲメール見たら連絡ちょうだい 18: 34
大我心配でメールしました。大丈夫ですか? 19:42
ラジオから帰ってきてすぐに眠りについて、目が覚めて辺りを見ると暗くなっていた。
ケータイを開くと、メッセージが沢山来ていて驚いた。こんなにも色んな人が心配してくれているとは思わなくて何だか泣きそうになる。
それと同時に一人でいる事の孤独もひしひしと感じた。昔から寂しいのはキライだった。
プルルルル______
突然鳴った着信に吃驚しながらも、側に転がったケータイを手に取った。
"増くん"
表示されていたメンバーの名前。
その上にある時刻を見ると"01:48"と表示されていた。
こんな時間に彼から電話があるなんて珍しくて何かあったんじゃないかと心配になる。
緑のボタンを押してケータイを耳に当てた。
『………もしもし?』
"もしもし?A?今大丈夫だった?"
『うん。大丈夫』
"何してるかなーと思って電話したんだけどさ、今どこにいる?"
『今……?家だけど、』
"行ってもいい?"
『えっ、今から?』
"ダメだった?"
『別に良いけど………どうしたの?』
"別に意味は無いんだけどさ。何か…….何してるかなって気になっただけで"
彼から家に来たいと言われたのは初めてで少し戸惑った。急いで周りを見たけど、散らかってないから今なら別に問題ないと思う。
あ、でも増くんって綺麗好きだったっけ……。
『分かった。綺麗にしとくね』
"やった!お酒持って行っていい?"
『飲む気だったの?wwまぁ別に良いけど。場所分かるよね?』
"うん!"
外から車のエンジン音が聞こえる。
まだ夜は続く。
だけど今は少しだけ寂しくない。
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momo - ほんとにこのお話大好きです! なので、またいつか更新してくれるのを待ってます! (2021年4月7日 11時) (レス) id: 0a3381035e (このIDを非表示/違反報告)
すー(プロフ) - 面白いです!続きが更新されるの待ってます。頑張ってください。 (2020年10月15日 10時) (レス) id: 91e5b79796 (このIDを非表示/違反報告)
なーさん - 大好きです! (2020年8月19日 22時) (レス) id: 808257ca1e (このIDを非表示/違反報告)
aki(プロフ) - FFZSKRsocO4pADaさん» コメント有り難う御座います!頑張ります(*´-`) (2020年8月14日 23時) (レス) id: d967e47327 (このIDを非表示/違反報告)
FFZSKRsocO4pADa(プロフ) - 続きがきになります。更新がんばってください (2020年8月14日 18時) (レス) id: 91e5b79796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:aki | 作成日時:2020年8月8日 14時