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33話 ページ35

━キバナsaid━

次のフロアに着き、エレベーターは静かに扉を開いた。恐る恐るエレベーターから降りると、ミロカロスがいた。フロアの中は、雨が降っていた。あまごいの技の効果か。俺がここに来ると確信したのだろう。

俺はモンスターボールを投げた。モンスターボールから出てきたのは、ヌメルゴンだ。

するとミロカロスは、クルリと1回転した。ミロカロスの周りに水の輪が何個も浮かび上がった。この技は、アクアリングだ。天候も雨であり、アクアリングの効果で回復力は上がる。

しかし、あまごいの技は不利なところもある。かみなりという技の命中率をあげることができる。ミロカロスは、水タイプだ。電気技には効果抜群だろう。

「ヌメルゴン、ミロカロスに向かってかみなり!」

そう指示するとヌメルゴンは頷き、大きく鳴いた。ミロカロスの上に雷雲が急激に増えていく。もう少しで雷が来る。そう思ったが、ミロカロスはヌメルゴンに近づいてきた。そして、尾を大きく上げ、振り払うようにヌメルゴンを狙った。あれは、ワイドブレイカー!

「ヌメルゴン、後ろに逃げろ!」

ヌメルゴンは、慌てて避けた。ギリギリだったが、幸い、攻撃を受けることはなかった。しかし、冷たく凍えてしまうような風が吹いた。そして、少しずつ風の威力が増してくる。この技はふぶきだ。広範囲に攻撃ができるため、逃げても攻撃が届いてしまう。

ミロカロスに攻撃しようとした時、ふぶきの技のせいで、視界が悪い。ヌメルゴンはどこにミロカロスがいるのかと周りを見る。すると、ヌメルゴンの後ろに黒い影がぼんやりと浮かんだ。

「ヌメルゴン、後ろだ!」

そう言うと、ヌメルゴンは後ろを振り向いた。後ろを振り向いた瞬間、ミロカロスは尾を大きく振り払った。ヌメルゴンは、飛ばされるように壁へとぶつかった。

「ヌメルゴン、大丈夫か!」

そう言い、駆けつけるとヌメルゴンはフラフラと立ち上がった。ミロカロスは俺を見て妖美に嗤った。

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ナノセンチメンタル(プロフ) - ついに続編が出ました。ここまで続いたのは皆様のおかげです。続編のタイトル名が変わってますのでお気をつけください。なお、続きは来週の水曜日あたりに更新します。 (2020年2月23日 20時) (レス) id: 0e87ed2dba (このIDを非表示/違反報告)
陽香 - ナノセンチメンタルさん» 続編ですか…良いですね(^_^;)是非とも読ませていただきます。 (2020年2月10日 19時) (レス) id: 7be101f077 (このIDを非表示/違反報告)
ナノセンチメンタル(プロフ) - コメントありがとうございます!読んでくれた方が楽しんでもらえるような小説をこれからも書いていきたいと思います。この作品の続編も検討しているので、興味があったらぜひ読んでください。続編の報告は、コメント内で報告します。 (2020年2月7日 21時) (レス) id: 0e87ed2dba (このIDを非表示/違反報告)
陽香 - 面白い作品です。更新頑張って下さい。 (2020年2月6日 21時) (レス) id: 7be101f077 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ナノセンチメンタル | 作成日時:2019年12月20日 21時

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