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12話 ページ14

━キバナsaid━

俺はイーブイと一緒に寝室に向かうと、すでに彼女は眠っていた。それも、ソファーで。律儀に、薄いブランケットを羽織りスヤスヤと寝ている。

「ったく、ベットで寝てくれって言ったんだけどな……」

そう言い、俺は彼女を持ち上げベットまで運ぶ。ゆっくりとベットに降ろし毛布をかける。

「………ごめん…………ごめんな、さい」

すると、彼女から謝罪の言葉が聞こえた。起きてしまったのかと思ったが、どうやら寝言のようだ。しかし、彼女から涙が流れていた。昔、彼女に何かあったのか?何か助けられることはないのか?だが、彼女は俺に話してくれるのか?いや、それはない。会って間もない。すぐに、自分のことを話すだろうか?せめて、僅かながら自分に出来ることは、寄り添うぐらいか悪夢を見ないことを願うか。それしか出来ないのだ。

すると、彼女は俺の服の裾を掴む。

「どうしたらいいんだ……」

これでは、ソファーで寝ることが出来ない。だと言って、床に座って寝れば風邪引くし……。

「大丈夫、下心はない…!下心はない…!」

そう何度も繰り返し言い聞かせ、彼女と寄り添うように寝る。しかし、会って初日でこの展開は早いと思う。そう思っていると、イーブイがベットをよじ登ってきた。そして、俺と彼女の間に入ろうとゴソゴソと潜り込む。

「お前も、こっちが良いのか?」

「ブイ、ブイ!」

イーブイは、コクンコクンと頷いた。それを見て、俺は笑いイーブイを撫でた。そして、静かに目を閉じた。

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ナノセンチメンタル(プロフ) - ついに続編が出ました。ここまで続いたのは皆様のおかげです。続編のタイトル名が変わってますのでお気をつけください。なお、続きは来週の水曜日あたりに更新します。 (2020年2月23日 20時) (レス) id: 0e87ed2dba (このIDを非表示/違反報告)
陽香 - ナノセンチメンタルさん» 続編ですか…良いですね(^_^;)是非とも読ませていただきます。 (2020年2月10日 19時) (レス) id: 7be101f077 (このIDを非表示/違反報告)
ナノセンチメンタル(プロフ) - コメントありがとうございます!読んでくれた方が楽しんでもらえるような小説をこれからも書いていきたいと思います。この作品の続編も検討しているので、興味があったらぜひ読んでください。続編の報告は、コメント内で報告します。 (2020年2月7日 21時) (レス) id: 0e87ed2dba (このIDを非表示/違反報告)
陽香 - 面白い作品です。更新頑張って下さい。 (2020年2月6日 21時) (レス) id: 7be101f077 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ナノセンチメンタル | 作成日時:2019年12月20日 21時

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