10話 ページ12
キバナに、先にお風呂に入って体を温めておけと言われ、イーブイと一緒にお風呂に入ることにした。脱衣場で服を脱ぎ、浴室のドアを開けた。開けると本当にホテルの浴室なのかと疑うくらい広い浴室だった。雰囲気も、何処かリゾート風な装飾。シャンプーもトリートメントも、ブランド品だった。また、ポケモン用のお風呂セットもあった。なんて凄い圧倒的完備力だろうか。
「それじゃあ、早速だけどシャンプーするからね」
「ブイ…………」
すると、イーブイは嫌そうな表情を見せる。そんなに嫌なのかというぐらいに露骨に嫌がっている。
「嫌な顔しないで。」
そう言い、逃げるイーブイを捕まえ体を洗う。イーブイはじたばたと騒ぎ、イーブイを抑えてた左手を噛みつけた。
「痛っ！こら、ちゃんと洗えないでしょ！」
イーブイは浴室の中を走り回り、僅かに開いてた隙間を抉じ開け、脱衣場へ逃げた。
「ちょっと、泡流してないのに…！」
私も脱衣場へ向かい、イーブイを捕まえようとした。すると、脱衣場のドアが開いた。それを見たイーブイは脱衣場のドアへ向かう。そして、イーブイは泡を流してないまま、脱衣場から逃げた。
「ちょっと！待って、まだ泡を流してないって！」
私は、イーブイを追うように脱衣場から出た。すると、何故か倒れたキバナがいた。彼は、顔を赤らめた。
「おま……！？せめて、バスタオルを巻け！！」
そう言い、私を脱衣場の中へ押込み勢いよくドアを閉めた。彼の言葉で私はハッと気付き、ペタンっとその場に座り込んだ。
「私、もしかして………！」
気付いた瞬間、私は恥ずかしくなり両手で顔を覆った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 223人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ポケットモンスター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ナノセンチメンタル(プロフ) - ついに続編が出ました。ここまで続いたのは皆様のおかげです。続編のタイトル名が変わってますのでお気をつけください。なお、続きは来週の水曜日あたりに更新します。 (2020年2月23日 20時) (
レス) id: 0e87ed2dba (このIDを非表示/違反報告)
陽香 - ナノセンチメンタルさん» 続編ですか…良いですね(^_^;)是非とも読ませていただきます。 (2020年2月10日 19時) (レス) id: 7be101f077 (このIDを非表示/違反報告)
ナノセンチメンタル(プロフ) - コメントありがとうございます！読んでくれた方が楽しんでもらえるような小説をこれからも書いていきたいと思います。この作品の続編も検討しているので、興味があったらぜひ読んでください。続編の報告は、コメント内で報告します。 (2020年2月7日 21時) (レス) id: 0e87ed2dba (このIDを非表示/違反報告)
陽香 - 面白い作品です。更新頑張って下さい。 (2020年2月6日 21時) (レス) id: 7be101f077 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ナノセンチメンタル | 作成日時：2019年12月20日 21時
