23話 ページ25
━キバナsaid━
エイセツシティのポケモンセンターに着き、イーブイの手当てを頼んだ。ポケモンセンターのお姉さんは、イーブイを見て驚いた表情をした。そして、完全に回復するまで少し時間がかかると言う。俺は、治るまでここで待ってると言い、治療室を出てすぐ横にあるソファーにドサッと座る。
━━私の邪魔しないで。
確かに、彼女は言った。きっと、この言葉は彼女の本心なのだろうか。もし、本心ならば俺はどうしたら良い？彼女とイーブイの仲を戻すか？いや、イーブイはあんな目に遭ったんだ。もう、彼女の元へ戻ることはないだろう。
「おい、さっきの見たか？」
「見た！この前、話題になった人だろ？」
すると、男二人が言いながら歩いていった。俺は、慌ててテレビの画面を見た。テレビに映ってたのは彼女だった。彼女がいるのは、ミアレシティのようだ。そのミアレシティの中心となる白い塔は、ポケモンジムなのだろう。そんなジムで彼女はハイジャックを起こしたという情報が流れた。
「……A？！なんで……！」
多分、彼女のことだ。騒動を起こしてチャレンジャーを根刮ぎ潰そうと考えたのか、カルネが来るのを待っているのか。どちらにしろ、彼女を止めなければ…！
そう思っていると、治療が終わったようでポケモンセンターのお姉さんはイーブイを連れてきた。
「しばらく安静にしてくださいね。後遺症の可能性もありますので」
そう言い、イーブイを俺に渡した。俺は、お礼をしてイーブイに尋ねた。
「今、お前のご主人は悪いことをしている。きっと、自分のために求めたあまり周りが見えていない。俺は、彼女を助けたい。だから、一緒に行かないか？嫌なら無理して行かなくていい。」
そう俺は、真っ直ぐな目でイーブイに言った。イーブイは戸惑った表情を見せたが、コクンと頷いた。
「わかった。だが、安静にしているように言われたんだ。バトルには出さないからな。」
そう言うが、イーブイは不満そうな顔をしたが俺は知らない顔をした。
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ナノセンチメンタル(プロフ) - ついに続編が出ました。ここまで続いたのは皆様のおかげです。続編のタイトル名が変わってますのでお気をつけください。なお、続きは来週の水曜日あたりに更新します。 (2020年2月23日 20時) (
レス) id: 0e87ed2dba (このIDを非表示/違反報告)
陽香 - ナノセンチメンタルさん» 続編ですか…良いですね(^_^;)是非とも読ませていただきます。 (2020年2月10日 19時) (レス) id: 7be101f077 (このIDを非表示/違反報告)
ナノセンチメンタル(プロフ) - コメントありがとうございます！読んでくれた方が楽しんでもらえるような小説をこれからも書いていきたいと思います。この作品の続編も検討しているので、興味があったらぜひ読んでください。続編の報告は、コメント内で報告します。 (2020年2月7日 21時) (レス) id: 0e87ed2dba (このIDを非表示/違反報告)
陽香 - 面白い作品です。更新頑張って下さい。 (2020年2月6日 21時) (レス) id: 7be101f077 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナノセンチメンタル | 作成日時：2019年12月20日 21時
