HERO.150 ページ18
制限時間は30分。
私たちの目的は先生に"カフスハンドをかける"か"メンバーのうち一人がステージから脱出するか"である。
戦闘訓練に似てはいる。
けど、
なにが違うか。
それは、
相手がはるか格上ということ。
会敵した…と仮定し、そこで戦い、勝てるなら良し。
だが、実力差が大きすぎる場合は逃げて応援を呼ぶのが賢明。
「特に、緑谷少年と水森少女はわかっているよね？」
オールマイトのその問いに、私たちは小さく頷いた。
ヒーロー殺し。
その時のことだろう。
「戦って勝つか、逃げて勝つか………」
私たちの判断力が試される。
(まぁ、現時点じゃ…逃げて勝つのが妥当)
平和の象徴相手に勝てるわけがない。
「水森少女！勝てるはずない…そう、思ってる顔だね！！」
『……なんか腹立つ』
「え！？なんで！？
ま、まぁ…気を荒立てることなかれ！！
誰だってそう思うさ！！
そこでだ！！
サポート科にこんなものを作ってもらいました！
超圧縮おーもーりー！！」
どこかの青いたぬき(笑)のように取り出したリング。
まぁ、重りだ。
(言い方腹立つなぁ)
「体重の約半分の重量を装着する！
ハンデってやつさ。
古典だが、動きづらいし体力は削られる。
あ、ヤバ…思ったより重い……」
(オールマイトの体重の半分って絶対ヤバい)
私着けたら腕もげる。
「ちなみに、デザインはコンペで発目少女のが採用されたぞ」
『誰だ』
「あー…」
苦笑いしてるデクくん。
なんかあったのか。
『重りの装着…ってことはですけど、』
「戦闘を視野に入れさせる為か。ナメてんな」
『いやそりゃナメられて当たり前でしょ』
「あ゛ぁ゛！？」
あー、ご立腹だ。いつも以上に。
―――
――
―
スタート地点について、
相変わらず会話なんてものはなくて、
私は大分参ってます。
(どーなんだこれぇぇぇぇ)
空を仰げば快晴で、
気分的には最高なんだが、
目の前の二人の険悪感にため息ばかり。
"皆位置についたね"
アナウンスの声が聞こえ、
私はゆっくりと立ち上がった。
"それじゃあ今から雄英高1年、期末テストを始めるよ！！"
それぞれが構え、
大きく息を吸った。
"レディィィィィィィ……――――ゴォ！！！"
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ゆあ - こんばんは。コメント失礼致します。とても素敵な作品で楽しく読ませていただいております！ですが特別編の勝己くんと一緒 3にて「北朝鮮」を表現の一部として使われておりますが、こちらは取り消したほうが良いと思います。国際問題に関することですので。 (2018年5月17日 1時) (
レス) id: 4b4b197e1d (このIDを非表示/違反報告)
ノア - 特別編の3人との話しがもう最高すぎてやばいです！本編もおもしろいです！更新がんばってください！ (2018年3月11日 21時) (レス) id: 42849da78e (このIDを非表示/違反報告)
レイン - 初めましていきなりですが本編の続き気になりすぎます！！続き早く見たいので更新頑張ってください！！！！！ (2018年2月11日 3時) (レス) id: b07e3f90c5 (このIDを非表示/違反報告)
moe(プロフ) - 面白いです！更新楽しみにしてます！ (2018年1月30日 21時) (レス) id: 8ed7a0d951 (このIDを非表示/違反報告)
ルッカ - あぁぁぁぁめっっっちゃ続きが気になる……応援してます！頑張ってください！ (2018年1月4日 0時) (レス) id: e083ca4c6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：絞凛 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時：2017年8月8日 1時
