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これから / 王馬 (ヤンデレ) ページ7

………い


…お………



………おーい……



………おーい、聴こえてる?



その声の主は私の頬をぺしぺしと叩く。
それで私は目が覚めた。


「Aちゃん、おはよ!オレはキーボ!」


「…嘘」


「うん。嘘!正解は王馬小吉でした」


何故此処に王馬くんが居るのか、そもそも此処は何処かすらもわからなかった。

動こうと体を前に出すと、冷たく堅い物が首と手首の辺りを締め付けている事に気がついた。
それは鎖で繋がれていて簡単に外せそうも無い。


「ねえ、王馬くん…これは何?」


「何って手錠だけど」


「違う!何でこんな風にしたの?」


「……だって、Aに死んでほしく無いんだもん…っ…」


涙目になりながら必死に訴えてくる王馬くん。
泣きじゃくる子供のようにも見えるが、この涙には嘘が隠されている。


「王馬くん、嘘だよね」


「…流石オレの真の理解者は違うねー。本当のこと言うと……


Aちゃんをオレのものにしたいから。」


目の前の少年は口元に弧を描いた。
これには流石に耳を疑う。
私を王馬くんのものに?それでどうなる?
犯行のために利用するのかとも思ったが王馬くんはコロシアイを嫌がっていたはず。
では何で私を…?


「Aちゃん、すーっごく可愛いでしょ?だから皆に目をつけられると思ってさ。閉じ込めちゃえば良いかなーって!あ、これは本当だよ」


「……私を此処から出してよ…」


「……うーん、今理由も説明したよね?Aちゃんは何の心配もないんだよ?ずっとオレと一緒に居ようよ」


狂っている。
私の目にはそう映った。
王馬くんは大きな瞳で私をまじまじと見つめて、私に近づいてきた。


「…嫌なの?嫌だって言うんなら…

躾、しないとね?」


「……依存させてあげるから。もうオレが居ないと生きられないようにしてあげる」


王馬くんは私に一つ口付けをして、その場を去っていった。


 


(絶対に)

(溺れさせてやる)




_____
監の禁って結構難しくて楽しかったです…でもそんなことより王馬のキャラが心配…

リクエストありがとうございました!

ばちばち / キーボ→←ばーか / 王馬



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設定タグ:ニューダンガンロンパV3 , ダンガンロンパ , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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蜜柑 - 面白かったで〜す!!真宮司君がいなかったのが辛いけど…ヽ(´▽`)/これからも応援してます! (2018年6月30日 20時) (レス) id: 57247c1913 (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん - と思ったら…ご丁寧に縦読みしてって書いてあった…(´;ω;`) (2018年6月23日 19時) (レス) id: 84ea3b1735 (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん - 見つけちゃった…31ページ…最後の所…縦読みすると………「3月9日誕生日です」って………w (^^) (2018年6月23日 19時) (レス) id: 84ea3b1735 (このIDを非表示/違反報告)
はるちゃん - Fooooooooo!(便乗) (2017年8月28日 15時) (レス) id: 847c7d369f (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^天海君の話、全部読みました^_^天海君、かっこいいですね^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2017年8月19日 22時) (レス) id: 5050a4539b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:御虎柴@超絶怒涛の天海厨
作成日時:2017年2月13日 3時

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