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愛の伝え方 / 真宮寺 (3章) ページ13

「…真宮寺くん、何かあった?」


もうコロシアイは進んでいて、四人も居なくなってしまった中…
私達は今にも誰かを殺しそうなピリピリした空間に居た。

そんな中、真宮寺くんにある部屋に呼び出されて今向き合っている状況。
近いとも言えない、遠いとも言えない距離感を保っている。


「Aさんは…このコロシアイについてどう思っているのかなァ?」


「嫌だよ。…皆と一緒に居たい」


「ククク…聡明な君なら分かるだろうけど、これからどうなるか分かる?」


「……君の右手を見れば分かるよ」


こんな疑心暗鬼な常態で正直に答えるというのはどうかと思ったが、此処で嘘を吐いたって何の解決にもならない。ならば本音を言った方が早い。


「御名答だネ。
まあ、姉さんの友達を増やすための協力と言ったところかナ」


「…その縄で、私を…ってこと?」


「そうだヨ。…でもその前に一つやっておきたい事があるんだ」


そう言って徐々に近づいてくる真宮寺くんは、自身のマスクを外して私を見つめた。
思わず見とれてしまいそうになるが、今から私は殺される。油断してはいけないんだ。


「…今までの合格者の中で、君は一番美しいヨ」


「え?あ、!んっ…!?」


腕を掴まれ、いきなり口付けをされた。身動きの取れない状態と突然の予想もしていない状況に困惑する


「ん、んんっ…れ、ろ」


彼の胸板を叩くも、舌をねじこまれ後頭部を押さえられもう身を委ねるしかできなかった。

「っは、」


「ふ、んっ…ぷは、はあ……」


ようやく離された唇にはまだ彼の熱が残っている。
力が抜け、近くの壁を支えにする。
まだ荒い息が吐き出される。


「…もうこれで、ボクにも未練は無くなったヨ」


「もしかしたら…ボクも後からそっちに行くかもネ?」


笑えない冗談を言いながら、君は縄を手に持った。



 



(こんな愛の伝え方は)


(可笑しいのかな、なんて)



 





_______
しんぐーじは見た目がどちゃくそタイプです…
ちょっと修正したけど恥ずかしくなります…色んな意味で

リクエストありがとうございました!

これだから、 / 星→←直線上の点P / 天海



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設定タグ:ニューダンガンロンパV3 , ダンガンロンパ , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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蜜柑 - 面白かったで〜す!!真宮司君がいなかったのが辛いけど…ヽ(´▽`)/これからも応援してます! (2018年6月30日 20時) (レス) id: 57247c1913 (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん - と思ったら…ご丁寧に縦読みしてって書いてあった…(´;ω;`) (2018年6月23日 19時) (レス) id: 84ea3b1735 (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん - 見つけちゃった…31ページ…最後の所…縦読みすると………「3月9日誕生日です」って………w (^^) (2018年6月23日 19時) (レス) id: 84ea3b1735 (このIDを非表示/違反報告)
はるちゃん - Fooooooooo!(便乗) (2017年8月28日 15時) (レス) id: 847c7d369f (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^天海君の話、全部読みました^_^天海君、かっこいいですね^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2017年8月19日 22時) (レス) id: 5050a4539b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:御虎柴@超絶怒涛の天海厨
作成日時:2017年2月13日 3時

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