光の手8 ページ10
前原side
磯貝から話を聞き終わると
俺は後悔が溢れてきた
磯貝「Aの目が
覚めたらちゃんと謝れよ?」
前原「勿論。ありがとな 磯貝」
俺はAの頬に少し触れた
それだけでAは震えていた
前原「相当怖かったんだな。
ごめんな A」
磯貝からAを受け取った
ビックリするぐらい軽い
毎日晩御飯がおやつ
みたいなパンだと痩せるのも納得
A ガリガリだ
少し力を入れると骨が折れそう
磯貝「後の事は任せたからな」
前原「任せとけ」
磯貝と違う方向に歩きだす
すっかり暗くなってしまった
『こわ……ぃよ。……まぇ…はら』
小声すぎて聞き取るのが難しかった
Aの目から静かに涙が流れる
家の前についた
今日は昔みたいに泊まらせよう
ドアを開け中に入る
一旦Aをソファに降ろした
机の上には書き置きがある
母さんからか
「お友達と旅行に行きます。
明日の朝には戻ります。母」
明日って土曜日か
思う存分寝てやる
台所には俺の晩御飯と
A用のパンが置いてあった
またおやつみたいなパンだ
晩御飯をリビングに持っていく
Aの目が少し開いた
起きたのか…?
『怖い』
できるだけ身を縮めていた
まだ怯えてるのか
前原「A」
頬に触れようとしたら払われた
異常な程震えていた
『触らないで。怖い……怖いよ』
俺はAを抱き締めた
押し返されるがそんなの無視した
落ち着かせる為に背中をさする
少しずつ落ち着いてきたみたいだ
『前原なの?』
前原「俺だ」
147人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
RiRi - とっても前原カッコいいですね!凄いシリアスな展開になりそうです…!\(^o^)/ (2016年9月24日 15時) (レス) id: f30bf4edbe (このIDを非表示/違反報告)
眺花(プロフ) - レオるさん» ありがとうございます。泣ける作品にしようと思っていたので嬉しいです (2016年1月16日 15時) (レス) id: 79eebf75bb (このIDを非表示/違反報告)
レオる - 超泣きました (2016年1月9日 3時) (レス) id: 557fbd2361 (このIDを非表示/違反報告)
眺花(プロフ) - 結黒さん» 気にしないで下さい。できるだけ読者様の要望に応えたいだけですので。更新頑張りますね (2015年9月23日 7時) (レス) id: 888aec7ef6 (このIDを非表示/違反報告)
結黒(プロフ) - 眺花さん» なんかすみません……。いつも、眺花さんの作品、楽しく読んでいるので、更新頑張ってくださいね! (2015年9月23日 7時) (レス) id: 2b66bb412f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:眺花 | 作成日時:2015年9月12日 14時