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光の手7 ページ9

磯貝side



バイトが終わり店を出る
陽が落ちてきて辺りは綺麗な夕陽色に染まる



帰り道
妙な話を聞いた



「あの目が見えない女の子大丈夫かな?」
「あの人数結構ヤバかったよね」



気づけば俺の体は勝手に動いていた
話をしている女性に場所を聞いた



ここから近くの使っていない病院
不良の溜まり場に適してる場所だ



その病院に行きドアを蹴り飛ばした
中の光景を見て驚いた



ぐったりしているA
スカートは取られシャツのボタンが開いている



不良の数は約8人ぐらい
皆 手に携帯を持っている



磯貝「こんな場所で何をしている」



「この子と遊んでるだけだよ」



「怯える姿も可愛かったけど
今のぐったりしている姿も可愛いよな」



俺1人だと相手にならない
思い付いた嘘を言ってみた



磯貝「もう警察は呼んでいる」



不良は皆笑っていた
でも運良く近くにパトカーが通った



「本当に呼んでやがる」
「逃げようぜ」



不良は逃げていった
俺はAの近くに駆け寄る



磯貝「A。しっかりしろ!
前原と一緒じゃないのか?」



『1人で帰ってたの。
女子に頼まれたから』



涙の跡がはっきり残っている
俺がAの体に少し触れただけで震えてる



俺はAを抱き締めた
凍った心を溶かすように



磯貝「泣いていいんだぞ?
怖かったよな。近くにいれなくてごめん」



Aは俺の腕の中で泣いた
俺はずっと抱き締めながら頭を撫でていた



泣き終わる頃には眠っていた
俺はAの制服を整える



俺はAの事が好きなのに
Aは前原の事が好きだ



三角関係って言うのか
辛い事だらけだ



前原はまだAの事を
幼馴染みとしか見てない



俺はAを女性として見てるのに
今だって凄くドキドキしてる



的外れの片想い
そんな事はわかってる



俺がAに告白したところで
何が変わるって言うんだ



自分に言い聞かせながら
Aを抱えて帰った

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設定タグ:暗殺教室 , 前原陽斗 , 磯貝悠馬   
作品ジャンル:アニメ
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RiRi - とっても前原カッコいいですね!凄いシリアスな展開になりそうです…!\(^o^)/ (2016年9月24日 15時) (レス) id: f30bf4edbe (このIDを非表示/違反報告)
眺花(プロフ) - レオるさん» ありがとうございます。泣ける作品にしようと思っていたので嬉しいです (2016年1月16日 15時) (レス) id: 79eebf75bb (このIDを非表示/違反報告)
レオる - 超泣きました (2016年1月9日 3時) (レス) id: 557fbd2361 (このIDを非表示/違反報告)
眺花(プロフ) - 結黒さん» 気にしないで下さい。できるだけ読者様の要望に応えたいだけですので。更新頑張りますね (2015年9月23日 7時) (レス) id: 888aec7ef6 (このIDを非表示/違反報告)
結黒(プロフ) - 眺花さん» なんかすみません……。いつも、眺花さんの作品、楽しく読んでいるので、更新頑張ってくださいね! (2015年9月23日 7時) (レス) id: 2b66bb412f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:眺花 | 作成日時:2015年9月12日 14時

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