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標的14 目立ちたくないけどそいつのせいで目立っちゃう ページ16

根津は獄寺を説教しようとする。

「コラ! 遅刻だぞ! 今ごろ登校してくるとはどういうつもりだ!!」

「ああ!?」

 獄寺の睨みで根津は「う……っ」と言葉をつまらせる。クラスではコソコソと話していた。

(他人のフリ。他人のフリ……)

 ツナはどうしても獄寺に関わりたくなかったがそれは叶わない願いであった。獄寺はズンズンとツナに近づいていく。

「おはよーございます10代目!!」

 獄寺は頭を下げ大声で言う。それのせいでもっとクラスがざわつく。ツナは必死にと「い……いや。ちがうんだよ……」と言ったが銀時の言葉で全て台無しとなった。

「いやぁ。まさか五羽寺君がツナの部下になったとわなぁ〜」

「ちょっと銀さんっ! 何言ってるの!?」

「お兄様! オレは五羽寺ではなく獄寺です!」

「いや、何でお兄様……なの俺?」

 三人で話していると根津が空気読めずに話を割り込んできた。

「あくまで仮定の話だが、平気で遅刻してくる生徒がいるとしよう。そいつはまちがいなく落ちこぼれのクズとつるんでいる。なぜなら類は友を呼ぶからな」

 根津がそれを言った途端銀時は根津に「どんまい」と心の中で言っておいた。

(こりゃあ死亡フラグ踏んだなオイ)

 獄寺は根津の方に歩いて行った。

「おっさん、よく覚えとけ」

「!?」

「10代目沢田さんへの侮辱はゆるさねぇ!!!」

 根津のスーツの首辺りをつかんで言う。ツナはもう終わったような感じの表情で真っ青とした顔になる。

「あーあ。獄寺くーん。根津死んじゃうよ。はよ離した方がいいんじゃないの?」

「さすがお兄様! コイツにもお優しい!」

「いや。ただツナの立場がヤバイんじゃ……」

 そして勿論校長室で根津は……。

「貴様ら退学だーっ」

 やっぱ叫んだ。校長室にいるメンバーはツナと獄寺と……。

「いや何で俺もなのぉ!!?」

 銀時であった。

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←標的13 何回も言ったのにこりない奴はいる


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琥珀 - 面白かったです!サイコーでした!更新待ってます! (2015年6月20日 10時) (レス) id: c905c257c8 (このIDを非表示/違反報告)
高杉も俺も厨二病(プロフ) - 更新待ってましたぁ! (2015年4月24日 23時) (レス) id: 994d54a916 (このIDを非表示/違反報告)
- 続きが凄く気になります!できれば続きを書いてください。お願いします! (2015年2月5日 22時) (レス) id: 4abaeb3d92 (このIDを非表示/違反報告)
桜小町 - 桜小町です、交換ノートの件ありがとうございます。新しい作品つくって交換ノートするので、そこで交換ノートしましょう!パスワードは1010です。 (2014年9月28日 20時) (レス) id: 3c686fe041 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 面白いです更新頑張ってください(*^_^*) (2014年8月8日 0時) (レス) id: d420eaeeea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:良華 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2014年6月21日 17時

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