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受験校を制服で選ぶと大抵失敗する ページ47

夢主side

山「ここがAさんの部屋です。一応離れの角になってるので、食堂とかからはちと遠いんですが。」

「なんか気を使わせちまったみたいだね。ありがとうよ観光の山口さん。」

山「監察の山崎です。」

「お?すまんすまん。しかし監察ってのは大変そうだよなぁ…新人に教えることも多いだろうが、仲良くしてくれよ?」

山「い、いえこちらこそ!」


中々の広さを誇る屯所内を山本…じゃない、山崎に案内してもらう。
唯一で初の女隊士だからか、周りの視線がかなりあってムズムズしたけれど、ザキ(←)みたいなのがいてくれて助かった。


山「荷物運ぶ時は呼んで下さい、手伝いますから。あと、局長が呼んでますから局長室に行って下さいね。じゃあ俺はこれで。」

「ん、ありがとう。」


笑顔でぺこりとお辞儀をして去って行ったザキを見送り、万事屋から持ってきた荷物を放り投げて取り敢えず局長室に向かった。


「お、ここか。」

近「お!A!来たな。まぁ座ってくれ!」


中には近藤さんと土方さんが座っていた。
目の前においてあるのは真新しい新品の制服。


「これ…もしかして俺の?」

近「ああ。とっつあんに確認したらむしろイメージ改革のいい機会だってんでな。お前さん用に作らせたんだ。」

「うへー…そいつぁ大袈裟だなぁ。ありがてーけどさ。ところでとっつぁんって?」

土「俺らの親玉、警察庁長官殿だ。ま、ただのキャバクラ好きのおっさんだが。」

「へーそりゃお会いしたくな、い…」


聴きながら制服を広げていた手がピタリと止まる。

真っ黒なその制服は隊長格が着るようなもので、内心驚きつつもズボンを合わせようと下に手を伸ばしたのだが。


「…近藤さん、土方さん……この際、これが隊長格の着る制服だってのは一旦後だ。問題は…」


俺はバッ!と問題のソレを2人の前に突き出し、叫んだ。


「なんっっでスカートォ!?」


近「女の子はスカートと相場が決まってるだろう!Aは可愛いし、似合うぞ!」

「そういう問題じゃなくない!?せめて短パンとか、なんかあんだろ!誰の趣味だよこれ!!」



声が枯れんばかりの叫び声を物ともせず、近藤さんはフッと、不敵に笑って続けた。



近「それはな……俺の趣味だ!!」

「よーし勝負だ剣を抜けェェ!!!!」




その後、1時間に渡る論争の末土方さんの鉄拳制裁が下り、近藤さんの泣き脅しが入り。
渋々、仕方なくスカートを了承して決着がついた。

人の揚げ足ばっかとるんじゃないのォオ(改訂しました)→←報告はキチンとする事



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るー(プロフ) - まろ 様 ありがとうございます!! (2018年10月9日 21時) (レス) id: f73768fb7d (このIDを非表示/違反報告)
まろ(プロフ) - 凄く面白いですね! (2018年10月8日 13時) (レス) id: 00309ab547 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:るー | 作成日時:2018年9月16日 19時

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