嫌な予感程よく当たる ページ24
夢主side
その日は嫌に、重い曇天の立ち込める日だった。
息をするのすら億劫になる程、陰鬱な鉛色の空を見上げて、胸に巣食う、とても嫌な予感を溜息と共に吐き出した。
心臓はまだ、収まらない。
ドクン、ドクンと、不規則に跳ねる。
息が自然と上がり、前が霞んでくる。
ああ、嫌だ嫌だ。
こんな予感は、本当によく当たる。
それは最悪の結果を持って、俺の前に現れる。
「Aさんッ、坂田さん達がッ…!!!」
ああ。ほら。
待ち焦がれた師匠との再会が。
長年連れ添った友人達の姿が。
「ーーーー松陽、あれがお前のしたかった事か?」
こんな形になるなんて、いったい誰が想像したというのか。
ああ嫌だ。嫌な予感ほどよく当たる。
鬼の死んだ日→←閑話休題(次回以降若干ネタバレ?あります。)
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るー(プロフ) - まろ 様 ありがとうございます!! (2018年10月9日 21時) (レス) id: f73768fb7d (このIDを非表示/違反報告)
まろ(プロフ) - 凄く面白いですね! (2018年10月8日 13時) (レス) id: 00309ab547 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:るー | 作成日時:2018年9月16日 19時