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「あはははっ無様ね!」
私の後ろから聞こえる高い声
振り向くと例のナイフを手に持つ
茶色いドレス、綺麗な金髪
青白い肌でニコニコしている女の子だった
「ふたりとも、ひみつのへやみつけちゃうなんてね
しまつしなきゃ…ね……」
「え?…もしかしてあの二人も?」
「ふたり?わたくしがしっているのは
さんにん、あ、いまエリというこは
てんらくししていたんでしたわね、ふたりとも
なかよくねかせてあげますからね」
「うごくといたいですよぉ?」っとニヤリと笑う
まるでフランス人形の女の子
その子は私達にナイフを向けてくる
一歩、また一歩と近づいてくる
一歩、また一歩と後ろへ引く
左側に居るケントが私の手首を掴んで
一気に走り抜ける
「にげしませぇんよぉ」
そう言っているのに気が付かず
ケントが当てずっぽうで
リビングにの扉を探し出した
「ここは?」「リビングだよ…」
「ハハッ 当てずっぽうってすごいな」
私もケントも荒い息を吐いて
心を落ちつかせた…
しばらくたってケントが口を開く
「あの二人どこいったのかな」
「さあ、どうだろう でも生きて
いてくれればうれしいなー」
苦笑いをする私を見て「だよな」という
「はあ…リビングなのに他に
いろいろ部屋とつながってるんだな」
「そうだね、えっと 確か
一番奥のあのドアの奥は大きなキッチンがあって
あとの他は全部客間になってるの」
うろ覚えだけどね、そういって
無理矢理笑顔を作る
お互いに話かけて話をしていると
左側三番目のドアが開かれる
ドアから少し見えた髪
赤いアフラーにブランド品のコート
が見えた…………「ライさん!!」
「まぁ!ケント君にAちゃん!
生きていたのね!!」
「はいっ!」
「あ!そうだわ、これ…Aちゃん
見覚えない?」
そう言って手渡されたのは本?
いやこれは日記だった
………
「これは、母の日記です!」
「…あの、アオさんは?」
「……あの鎧に殺 されたわ…
私を庇って、剣で頭を真っ二つに切られて、ね」
「えっ……そうですか、残念です」
頭を真っ二つに切られた
一体、あの子は何をしたいんだろうか
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作者名:Uta | 作成日時:2014年12月25日 17時