六十二粒「終わりと始まり」 ページ24
「あ、あぁ・・・あぁぁあ!ああぁ!!」
ユニとガンマの服を握りしめ、大きな涙を流す。外の方でも泣いている人がいる
ユニ、ガンマ・・・こんなにも愛されてたのに居なくなるなんて散々だぞ。
「ユニ!ガンマ!」
ボスも悲しそうだ。
「どうしちゃってくれてんの?最後のピースが欠けちゃったじゃないか」
ピース・・・ユニが?
「何、ゲーム感覚で言ってんの?」
「そうだ・・・お前がこんな世界にしたから、ユニもガンマも死んだんだ!!」
俺のボンゴレ匣を形態変化をし、ボスと一緒に白蘭に突っ込む。圧倒しているのはもちろんボス。
「お前は、一生死んでも許さない!」
ボスは白蘭に大技をぶち当てる。その時、白蘭は笑っていた・・・
「その目だよ。君はさ、過去から逃れられないんだよ」
「知ってるよ。だから、それ以上に前へと進んでいくと決めたんだよ・・・貴方も・・・違う道を歩んでたら、友達になれたかもね?
ま、嫌だけど」
マーレリングが地面に落ちる。これで全て終わったんだ
「世界を守ったよ。翔陽・・・また、会えるよ、ね」
そこから俺の記憶はない。気がついたときにはもうアジトで寝ていて、今日にはボスたちも過去に帰るらしい。
長かったようで短かったこの戦い。
「ボス、これ・・・」
「A、これって覚醒したボンゴレリングと匣・・・俺なんかにどうして?」
「元々雪のボンゴレリングは存在してはいなかったんですけど、ボスが作ってくれたのであったんです。
でも、俺にはもう必要ないですから・・・過去の俺にでもあげてください。3才ですけど色々と物わかりは良いと思います」
ランボよりは全然大丈夫です。と伝えるとボスも承諾してくれた。
「ボス・・・有り難う御座いました。」
視界がぼやける。あぁ、まだ涙が出るのか
「A・・・俺こそ、ありがとな。10年後の俺をこれらも宜しく」
向こうで獄寺さんや山本さんが呼んでいる。もう帰る時間なんだなと実感した
「本当に、ありがと」
「何か言った?」
「いえ、行きましょ!皆待ってますよ」
貴方には数えきれない程に感謝してますよ。
10年前の俺、ボスを頼んだよ
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ゆにおん(プロフ) - 面白いですね!10年後の雲雀さんと主人公ちゃんとの絡みが面白いです! (2017年4月23日 15時) (レス) id: 46fe21a018 (このIDを非表示/違反報告)
リーン - 初めてよみました!とてもおもしろかったです!こんな小説が書けるなんてほんとすごいと思います!続きがすごくたのしみです!更新まっていますね! (2016年4月18日 23時) (レス) id: f1067e5851 (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - 初めまして、第一話から一気に読みました!とても面白くて読みごたえがありました!私は小説を全然かけないので、正直羨ましいです!ゆっくりでいいのでまた戻って来てください! (2015年11月2日 20時) (レス) id: 2413413ccc (このIDを非表示/違反報告)
ノア - この小説面白いですね 更新待ってますよ (2015年5月12日 22時) (レス) id: 86ebcd9821 (このIDを非表示/違反報告)
音凛 - 初めまして!初めて書くのに生意気かと思いますが、私この小説が好きです!出てくるキャラクターたちも内容も読んでてとても楽しいです!ずっと待ってますのでどうか自分をご自愛ください! (2015年5月12日 21時) (レス) id: e466a48cd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナノ | 作成日時:2014年8月22日 14時